ボトックスの単位の目安は?部位別(額・眉間・エラ等)にわかる基準と増減の理由 - パルム美容クリニック|静岡市の美容外科・美容皮膚科

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ボトックスの単位の目安は?部位別(額・眉間・エラ等)にわかる基準と増減の理由

「ボトックスは何単位くらい打つの?」と調べると、部位ごとに目安が出てきますが、単位数は“誰でも同じ”ではありません。筋肉の発達具合・左右差・「自然に和らげたい/しっかり抑えたい」といった目的で、適した単位が変わるためです。

この記事では、まずボトックス注射の基本を押さえたうえで、次章から「単位」の意味と、部位別の目安・増減する理由・注意点を整理していきます。

INDEX

ボトックス注射とは(できること・向いている悩み)

ボトックス注射は、A型ボツリヌス毒素(天然のたんぱく質)を分解・精製した薬剤(ボツリヌストキシン製剤)を、緊張している筋肉などに注入する治療です。ボツリヌス菌の菌体や培養成分などは含まれません。
注入部位では、筋肉を動かす神経伝達物質(アセチルコリン)の放出を抑えることで筋肉がリラックスし、表情ジワ(眉間・額・目尻など)やエラの張り感の軽減が期待できます。

ボトックスの作用のイメージ(表情ジワ/筋肉の張り/汗)

  • 表情ジワ:表情筋の動きを“必要以上に強く”出にくくすることで、表情ジワが深くなるのを防ぐことが期待されます。
  • エラ(咬筋)・肩(僧帽筋)など筋肉の張り:発達した筋肉のボリューム感や張りを和らげる目的で検討されます。
  • 多汗(脇など):汗に関わる働きに作用し、汗の量を抑える目的で行われることがあります。
    ※いずれも効果の出方・体感には個人差があります。

施術の流れ(一般的なイメージ)

施術時間は5〜15分程度で、メイク・入浴は当日から可能とされています。
一方で、注射である以上、腫れ・痛み・内出血・感染・熱感・むくみなどのリスクがあり、内出血が出た場合は1〜2週間程度で消失することが多いです。
また、ボトックスの効果は一時的で、一般的に3〜6か月程度で薄れていくため、必要に応じて継続施術が検討されます。

ボトックス注射における「単位」とは

ボトックスの「単位(Unit)」は、注入する製剤量の指標です。
つまり「何単位打つか」は、どれだけ効かせるか(どの筋肉を、どの程度ゆるめるか)を設計するための“数字”です。

ただし大事なのは、単位が多いほど良いわけではないこと。
単位を増やせば効果が強く出やすい一方で、狙いと違う部位まで効いたり、効きすぎによる違和感(表情が硬い、まぶたが重い感じ、左右差など)が出るリスクも上がります。

単位は「費用」を直接示す数字ではない

よくある誤解が「単位=そのまま料金」という考え方です。
実際には、料金の決まり方はクリニックの料金体系(部位固定・単位課金・製剤別など)で変わります。だからこそ、単位数だけで比較せず、“どの部位に・どんな仕上がりを狙って・どのくらいの単位を提案するか”まで含めて確認するのが失敗しにくい選び方です。

同じ部位でも単位の最適解は変わる

「眉間は◯単位」「エラは◯単位」といった目安は便利ですが、最適な単位は筋肉量・左右差・性別・目的で変動します。
たとえば同じエラでも、食いしばりが強く咬筋が発達している人と、軽い張り感を整えたい人では、必要な単位が違って当然です。次章では、この“目安”を部位別に整理して、増減の考え方までセットで解説します。

部位別:ボトックス単位の目安一覧(額・眉間・目尻・エラ等)

ここでの単位は、一般的によく使われる“目安レンジ”です。実際の適正単位は、筋肉量・左右差・目的(自然/しっかり)・過去の施術歴で変わります。
また、製剤(ブランド)によって「同じ単位でも効き方の換算」が一致しないため、他院の単位数をそのまま当てはめるのは避けてください。

顔:表情ジワ・輪郭(よく相談が多い部位)

部位単位の目安(合計)補足(仕上がりの考え方)
額(おでこ)6〜20単位打ちすぎると眉が動かしにくい・重い感じが出やすい。自然さ重視は控えめから。
眉間10〜25単位効かせやすい一方、効きすぎると表情の違和感が出ることがある。
目尻(両側)6〜24単位笑った時のシワを“消す”より“和らげる”設計がなじみやすい。
鼻根/バニーライン4〜10単位表情の癖が強い人ほど単位が増える傾向。
あご(梅干しジワ)4〜10単位効かせすぎると口元の動きが不自然に感じることがある。
口角(口角下制筋など)4〜12単位左右差が出やすいので、少なめから微調整が安全。
ガミースマイル2〜8単位笑い方のクセで差が出る。過剰だと笑いにくさが出ることがある。
エラ(咬筋/両側)40〜100単位筋肉量で差が大きい部位。食いしばりが強いほど多めになりやすい。

※「単位を増やすほど良い」ではなく、狙う筋肉に必要量を入れるのが基本です。単位を盛りすぎると、左右差・表情の硬さなどにつながることがあります。

体:筋肉の張り・汗(相談が多い部位)

部位単位の目安(合計)補足(注意点)
肩(僧帽筋/両側)60〜200単位筋肉量の個人差が大きい。重だるさを避けるため段階的に設計することが多い。
ワキ(多汗/両側)80〜120単位(左右それぞれ40〜60目安)発汗量・範囲で調整。※適応や扱う製剤はクリニックで確認。
ふくらはぎ(両側)100〜300単位“筋肉の張り”が強いほど増える傾向。歩きやすさとのバランスが重要。

目安の使い方(失敗しにくい考え方)

初回は「控えめ→必要なら追加」の発想が安全
 効かせすぎによる違和感(表情の硬さ、左右差、まぶたが重い感じなど)を避けやすくなります。

同じ単位数でも“打つ位置・深さ・ポイント数”で結果が変わる
 単位数だけで判断せず、診察で「どの筋肉を狙うか」をすり合わせるのが大切です。

単位が増減する主な理由(同じ部位でも差が出る)

「眉間は何単位」「エラは何単位」という“目安”は便利ですが、実際は同じ部位でも適正単位が変わるのが普通です。単位を決めるときは、次の要素をセットで考えます。

筋肉量(発達具合)で必要単位が変わる

いちばん影響が大きいのは筋肉量です。
たとえばエラ(咬筋)や肩(僧帽筋)、ふくらはぎは、筋肉の厚みがあるほど効かせるのに必要な単位が増えやすくなります。逆に筋肉が薄い人に同じ感覚で単位を入れると、効きすぎによる違和感につながることがあります。

左右差(利き癖・噛み癖)で片側だけ調整が必要なことがある

顔や体は、意外と左右が同じではありません。
片側で噛む癖、片側で肩が上がりやすい姿勢、片側だけ表情が強い癖があると、同じ単位で左右に入れるより、片側を少し調整したほうが自然なことがあります。

性別・体格・年齢で“効かせ方”の狙いが変わる

筋肉量は性別や体格で差が出やすいので、単位のレンジにも影響します。
また年齢や皮膚の状態によっては、単純に筋肉だけを止めれば良いわけではなく、動きを残しながらシワを浅く見せる設計が向くこともあります。

目的が「自然」か「しっかり」かで単位設計が変わる

単位の最適解は、目的で大きく変わります。

自然に和らげたい:少なめ〜標準の単位で、表情を残しやすい

しっかり抑えたい:単位を増やすことがあるが、効きすぎのリスクも上がる

「シワをゼロにしたい」気持ちは分かりますが、表情筋の部位は特に、単位を盛りすぎると表情が硬い/不自然に感じやすくなります。

初回と継続で、単位の決め方が変わる

初回は、体の反応が読めないぶん、控えめに入れて様子を見る設計が合いやすいです。
効果の出方や持続、違和感の有無を見て、次回以降に「同じ単位でいく/少し増減する」を調整すると、仕上がりが安定しやすくなります。

料金はどう決まる?「単位=料金」ではない注意点

「何単位=いくら」と考えたくなりますが、実際は単位数だけで料金は決まりません。理由はシンプルで、クリニックごとに料金体系が違うからです。ここを理解しておくと、見積もり比較で迷いにくくなります。

料金体系は大きく3パターンある

ボトックスの料金は、主に次のどれか(または組み合わせ)で提示されます。

部位ごとの定額制
 「眉間◯円」「エラ◯円」のように、部位ごとに料金が決まっているタイプ。単位数は内部設計で、表に出ないこともあります。

単位課金(○単位いくら)
 「1単位◯円」のように、打った量に応じて変動するタイプ。比較しやすい一方、どこに・何点に分けて・どう入れるかで結果が変わるので、単位単価だけで決めるのは危険です。

製剤(ブランド)別・プラン別
 同じ部位でも製剤やプランで料金が変わるタイプ。製剤の違いで換算や効き方の感じ方が変わることもあるため、「A院で40単位だったからB院も40単位」みたいな単純比較は避けたほうが安全です。

「安い=得」にならない落とし穴

料金だけで選ぶと、次のズレが起きやすくなります。

単位が少なすぎて、目的の変化が出にくい(足りない)

単位が多すぎて、効きすぎの違和感が出る(やりすぎ)

打つ位置やデザインが合わず、仕上がりの満足度が下がる

見積もりで必ず確認したいチェック項目

カウンセリングや見積もりでは、料金だけでなく、次の確認が効きます。

どの部位に、合計何単位を提案しているか

自然に和らげたい/しっかり抑えたい、どちらの設計か

効きすぎた場合に起こりうる症状(表情の違和感、左右差など)の説明があるか

追加や微調整の考え方(初回は控えめ→必要なら調整、など)

失敗を避けるポイントと、起こりうるリスク・副作用

ボトックスは比較的短時間で受けやすい治療ですが、「単位の入れ方」と「打つ場所の設計」で仕上がりが変わります。ここでは、後悔しやすいパターンを避けるための要点と、事前に知っておきたいリスクをまとめます。

失敗を避けるポイントは「効かせたい筋肉を決めて、効かせすぎない」こと

ボトックスで起きやすい不満は、だいたい次の2つに分かれます。

効きが弱くて変化が物足りない(足りない)

効きすぎて違和感が出る(やりすぎ)

このバランスを取るために大切なのが、最初から単位を盛るのではなく、狙う筋肉・狙う動き(シワをどれくらい残すか)を先に決めることです。

よくある“違和感”の例(効きすぎ・デザインのズレ)

表情筋の部位は特に、効きすぎると次のような違和感につながることがあります。

表情が硬く感じる/笑いにくい

左右差が気になる

まぶたが重い感じがする

眉が上がりにくい・額が動きにくい

ここは「単位の多さ」だけでなく、注入ポイント(位置)や、左右差に合わせた調整の有無でも差が出ます。

起こりうるリスク・副作用

注射の治療なので、次のような症状が起こる可能性があります。

腫れ、痛み、内出血、感染、熱感、むくみ
 内出血は出た場合でも、1〜2週間程度で消えることが多いです。

効きすぎによる違和感(表情の不自然さ、左右差など)
 体質や筋肉の強さ、希望の仕上がりによって出方は変わります。

妊娠中・授乳中など、状態によっては施術を避ける必要があるケース
 該当する場合は必ず事前に申告し、医師の判断を優先してください。

効果はいつから?持続期間と施術間隔の目安

ボトックスは打った直後に完成する治療ではありません。効き始め〜安定までにタイムラグがあるので、予定に合わせて逆算しておくと安心です。

効き始め〜ピークの目安

効果は一般的に1〜3日後くらいから出始め1週間以上かけて仕上がりが整うことがあります。

持続期間の目安と、次回のタイミング

持続は一般的に3〜4か月程度(場合によりそれ以上)が目安です。
「戻り始めたな」と感じたタイミングで、次回の相談を入れると仕上がりが安定しやすくなります。

施術後の注意点

効果の広がりを意図しない方向に出しにくくするために、施術当日は次を意識します。

患部をこすらない(強いマッサージもしばらく避ける)

2〜4時間は横にならない(広がりを防ぐ目的)

クリニック選びのチェック項目

ボトックスは「何単位打つか」だけでなく、どの筋肉に、どんな仕上がりを狙って、どんなリスクを想定して設計するかで満足度が変わります。比較するときは、次のポイントでチェックするとズレが減ります。

診察で確認したい3つのこと

どの筋肉を狙うか(部位の見立て)
例:眉間でも、眉間のどの筋肉をどの程度ゆるめたいかで打ち方が変わる。

仕上がりの希望(自然/しっかり)
「動きを残したい」「シワをできるだけ浅くしたい」など、希望を言語化して伝える。

単位の根拠(なぜその単位なのか)
筋肉量・左右差・癖(食いしばり等)を根拠に説明できる提案かどうかが重要。

カウンセリングで必ず聞くべきこと

  • 効果の出方と持続の目安(個人差を前提にした説明か)
  • 起こりうる副作用・リスクの説明があるか(腫れ・痛み・内出血・感染・熱感・むくみなど)
  • 施術後の注意点(こすらない等)と、違和感が出たときの相談導線

料金の見方

当院では、部位やプランが分かれた料金表を用意しています。たとえば顔のボトックスは「1部位・2部位…」という形で提示し、エラや肩、脇などは「通常(◯単位)/強力(◯単位)」のように単位も明記しています(例:エラ通常40単位 48,400円税込 など)。
※料金は改定されることがあるので、最終確認は公式の料金表で行うのが確実です。

“院の方針”も比較ポイントになる

当院の施術ページでは、厚生労働省承認のアラガン社製ボトックスを使用すること、32Gの細い針を標準で使用し、針交換代や手技代などの追加費用を基本的に出さない方針を打ち出しています。

アクセス

当院は、静岡駅北口・新静岡駅から徒歩5分の位置にあります。

ボトックス注射に関するよくある質問(Q&A)

Q1. ボトックスは「何単位から」効果を感じますか?

部位と筋肉量で変わります。表情ジワ(眉間・額・目尻など)は少ない単位でも変化を感じやすい一方、エラや肩のように筋肉が大きい部位は、ある程度の単位が必要になることが多いです。目安は記事内の「部位別:単位の目安一覧」を参考にし、最終的には診察で決めます。

Q2. 初回は単位を多めに入れたほうがいいですか?

初回は体の反応が読みにくいため、控えめ〜標準で設計して様子を見るほうが安全です。単位を増やすほど効果が強く出る傾向はありますが、効きすぎると表情の違和感や左右差などにつながることがあります。

Q3. 「単位が多い=長持ち」になりますか?

一概には言えません。単位が多いと効きが強く出やすい一方で、持続は体質・筋肉の強さ・部位・生活習慣などでも変わります。一般的な持続の目安(例:3〜6か月程度)を前提に、戻り始めたタイミングで次回の相談を入れると仕上がりが安定しやすいです。

Q4. 他院の見積もりと単位数をそのまま比較していいですか?

注意が必要です。製剤(ブランド)や注入設計(位置・深さ・点数)で結果が変わるため、単位だけで「どちらが良い・安い」と判断しにくいからです。比較する場合は、単位数に加えて「どの部位に、どのような仕上がりを狙う設計か」まで確認すると安心です。

まとめ

・ボトックスの「単位」は、注入する製剤量の指標。単位が多いほど良いわけではなく、筋肉の強さや目的に合わせて設計するのが基本。

・単位の目安は部位ごとに違う。特に表情筋は効きすぎると違和感が出やすいので、自然さ重視なら控えめ〜標準から考えるのが安全。

・同じ部位でも、筋肉量・左右差・性別/体格・目的・初回/継続で適正単位は変わる。

・料金は「単位=そのまま価格」ではない。料金体系で見え方が変わるので、単位の根拠と注入デザインまで含めて比較する。

・リスク(腫れ・痛み・内出血など)や効きすぎの違和感は起こりうるため、説明が丁寧で相談しやすい環境が大切。

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監修医師プロフィール

院長

吉井 涼太ryouta yoshii

経歴

藤田医科大学 医学部 卒業
近畿中央病院
大手美容外科 都内院長
大手美容外科 静岡院院長
藤ナチュレ美容クリニック 銀座院
パルム美容クリニック 院長

資格・所属学会

日本美容外科学会(JSAS)会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医

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