ヒアルロン酸注入の痛みを抑える|安心して施術するためにできること
ヒアルロン酸注入に興味はあるものの、「痛みが強いのではないか」と不安を抱く方は少なくありません。注入施術は美容効果が高く、顔全体のバランスを整える優れた方法ですが、痛みに対する不安から踏み出せないケースもあります。
そこでこの記事では、ヒアルロン酸注入で痛みを感じやすいタイミングや、痛みを和らげる具体的な方法について詳しく解説します。『パルム美容クリニック』では、患者一人ひとりの肌質や部位に合わせた施術を提供し、痛みを最小限に抑える工夫を行っていますので、ぜひ一度カウンセリングへお越しください。
ヒアルロン酸注入において痛みを感じるタイミング

ヒアルロン酸注入では、針を刺す瞬間や薬剤を注入する圧力によって痛みが発生します。皮膚には自由神経終末が多く分布しており、特に薄い皮膚や神経が密集する部位では痛みを強く感じやすくなります。
ここでは、施術中に痛みを感じやすいタイミングと理由を医学的に解説します。
針を刺す瞬間に痛みを感じやすい
ヒアルロン酸注入で最も痛みを感じやすいのは針が皮膚を通過する瞬間です。皮膚は表皮・真皮・皮下組織の三層構造で、表皮下の真皮には自由神経終末が豊富に分布しています。針が神経終末に接触すると、瞬間的に鋭い痛みを感じます。特に目元や唇は皮膚が薄く神経密度が高いため、痛みが強く出やすいです。
例えば、上まぶたのくぼみへの注入では、0.5mm単位で針の角度や深さを調整することで痛みを大幅に軽減できるでしょう。注入技術や針の選択も重要で、細い針や鈍針(カニューレ)の使用が推奨されます。
ヒアルロン酸を注入する際の圧力で痛みが生じる
針を刺した後、ヒアルロン酸を皮下に注入する際の圧力も痛みの原因になります。ヒアルロン酸が皮膚下の組織に注入されると、組織が一時的に膨張し圧迫受容体が刺激されます。特に硬めの製剤や注入量が多い場合、圧迫感や違和感が強くなることがあります。
例えば頬の高さを出す目的で1.0ml以上の注入を短時間で行うと、組織が急に膨張し圧迫痛が生じやすくなるかもしれません。そのため、注入スピードをゆっくり調整することが痛み軽減の重要なポイントです。
注入部位や皮膚の薄さによって痛みが変わる
注入部位や皮膚の厚さ、血管や神経の分布により、痛みの感じ方は大きく異なります。目元や唇など皮膚が薄く神経が密集している部位では痛みを強く感じやすく、逆に頬や額など皮膚が厚く弾力性のある部位では痛みが軽減されます。
また、既往の瘢痕や組織の硬さも影響します。例えば、目の下のくぼみに注入する場合、皮膚が薄く筋肉も近いため、軽度の圧迫痛や違和感が生じることがあります。部位ごとの特性を知ることが、痛みの不安を減らすポイントです。
ヒアルロン酸注入で痛みを抑えるためにできること

ヒアルロン酸注入の痛みを完全にゼロにすることはできませんが、工夫次第で大幅に軽減可能です。ここでは、麻酔や施術テクニック、準備方法など、医学的根拠に基づく具体策を解説します。
表面麻酔や局所麻酔を併用して痛みを和らげる
ヒアルロン酸注入の痛みを軽減する基本的な方法のひとつが、表面麻酔と局所麻酔の併用です。施術前に表面麻酔クリームを注入部位に塗布すると、表皮や真皮上層にある自由神経終末の感覚が鈍くなり、針が皮膚を通過する際の鋭い痛みを抑えることができます。
しかし、表面麻酔だけでは皮下の組織や筋膜までの痛みを完全に抑えることは難しいため、必要に応じて局所麻酔を併用します。局所麻酔は針で皮下に注入することで、神経の伝達を一時的にブロックし、深部の痛みや違和感を緩和します。
麻酔の方法は注入部位や使用するヒアルロン酸の硬さ・粘度に応じて選択されます。例えば、目の下の凹みや上まぶたの注入では、皮膚が薄く神経が密集しているため、表面麻酔クリームだけでは痛みが残る場合があります。この場合、表面麻酔と少量の局所麻酔を組み合わせることで、施術中の不快感を最小限に抑えられます。
さらに、施術部位を事前に冷却したり、軽く圧迫したりすることで、麻酔効果を高めることも可能です。これにより針刺し時の痛みや注入中の圧迫感をより和らげることができます。
施術前の冷却やマッサージで痛覚を軽減する
施術前の冷却とマッサージは、ヒアルロン酸注入時の痛みを軽減する簡単で効果的な方法です。注入部位を冷却すると、皮膚や皮下組織の血流が一時的に減少し、神経の興奮が抑えられるため、針刺しや注入時の痛みが軽くなります。
また、軽くマッサージすることで皮膚や皮下組織が柔らかくなり、ヒアルロン酸が滑らかに広がるようになります。組織が柔らかくなることで注入圧が分散され、痛みや圧迫感が緩和される効果があります。
具体例として、上まぶたや口角への注入前に5〜10分程度の冷却とマッサージを行うと、針刺し時の鋭い痛みや注入時の違和感を大幅に減せるでしょう。この冷却とマッサージの組み合わせは、医療現場でも広く取り入れられている基本的な痛み対策です。特に皮膚が薄く神経が密集している部位では、施術前のこうした準備によって患者の不安を軽減し、スムーズな施術につなげることができます。
経験豊富な医師に施術してもらい注入のスピードを調整する
ヒアルロン酸注入における痛みは、医師の技術や注入方法によっても大きく変わります。熟練した医師は、注入角度、深さ、スピードを精密に調整し、組織への負荷を最小限に抑えることができます。短時間で大量のヒアルロン酸を注入すると、皮下組織が急激に膨らみ圧迫痛が生じやすくなります。そのため、少量ずつ丁寧に注入することが痛み軽減のポイントです。
例えば、目の下の凹みに0.3mlずつ注入する場合、皮膚や筋肉にかかる膨張圧を抑えながら滑らかに仕上げることができます。この方法は、内出血や腫れのリスクも軽減する効果があります。経験豊富な医師であれば、注入部位の硬さや皮膚の薄さを見極め、適切な針やカニューレを選択しながら施術できるため、痛みだけでなく副作用のリスクも低くなります。施術者の熟練度が、痛みを抑えながら安全に注入を行うための重要な要素です。
まとめ|痛みを抑えて安心してヒアルロン酸注入を受けよう
ヒアルロン酸注入は、部位や皮膚の厚さ、神経の分布によって痛みの感じ方が異なりますが、表面麻酔や局所麻酔の併用、施術前の冷却やマッサージ、注入スピードの調整などで痛みを大幅に軽減可能です。施術を受ける前に、部位ごとの痛みの特徴を理解し、経験豊富な医師に相談することが安心につながります。
『パルム美容クリニック』では、個々の皮膚特性に合わせた丁寧なカウンセリングと施術を提供しており、痛みの不安を軽減しながら安全に注入を受けられます。気になる方は公式サイトからカウンセリング予約を検討してください。
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