CLINIC COLUMN コラム

HIFU(ハイフ)で小顔、たるみ改善

2024.09.08

HIFU(ハイフ)とは

HIFU(ハイフ)とは「高密度焦点式超音波」の略称です。

もともとはがん治療に用いられていましたが、2009年頃より皮膚のたるみ治療、若返り目的で用いられるようになりました。
超音波エネルギーを使用し、たるみやシワが改善され、熱ダメージを受けることで筋膜が収縮し、たるみを解消します。
また、筋膜を引き締めることに加え、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し肌を引き締めることが可能です。皮下組織や筋肉に超音波を照射し、熱によって肌の内部から引き締めます。

ここ最近話題になっているのでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、手軽に施術できる人気のHIFU(ハイフ)ですが、エステHIFU(ハイフ)(エステでエステティシャンが施術を行っているHIFU(ハイフ))は現在「使用禁止」となっております。
令和6年6月7日付けの厚生労働省の発表により、「医師のもとのみ使用」が許可されました。
そもそも医療HIFUの方が出力が高く、エステHIFU(ハイフ)よりも優れた効果が得られるといわれていますが、エステサロンで使用されるHIFU(ハイフ)機器は医療HIFU(ハイフ)に比べ出力が弱いにも関わらず、健康被害を受けた事例が多数報告されているためです。
HIFU(ハイフ)機器を使用する施術は医療行為に該当するため、医師の医学的知識や技術が求められます。当院では医師の指導のもと医療資格を持つ看護師がHIFU治療を行っております。


HIFU(ハイフ)の向き不向き


私たちの皮膚は、表皮→真皮→皮下脂肪→SMAS筋層→筋肉と層が重なり成り立っています。HIFU(ハイフ)の場合はSMAS筋層までにもアプローチすることが可能です。ターゲットとする層に超音波を一点集中し表面の皮膚を火傷することなく超音波で引き締めます。

その超音波ですが、HIFUに使用される超音波とポテンツァで使用される高周波(RF)は違ってきます。
ポテンツァに使用される高周波(RF)は引き締め効果があることに対し、超音波には引き締めだけでなく、引き上げの効果があります。
また、高周波(RF)は効果の実感に1か月程度を要するといわれていますが、HIFU(ハイフ)に使用される超音波は施術直後から効果を実感することができます。そのため、ダウンタイム期間がなかなか取とことが難しい方、すぐに変化が欲しい方にとても適していると言えます。

【HIFU(ハイフ)が向いている人】

・たるみを改善したい
・シワを改善したい
・肌のハリを出したい
・引き締まった小顔になりたい
・フェイスラインのもたつきが気になる
・将来のたるみを予防したい
・メスで切らずにリフトアップしたい
・ダウンタイムが取れずすぐに効果が欲しい

【HIFU(ハイフ)が向いていない人】

・顔の脂肪が少ない
・たるみが進行しすぎている
・皮膚のたるみがない

HIFU(ハイフ)のメリット

「気軽にできる」
SMAS筋膜、脂肪層などに超音波を一点集中し表面の皮膚を火傷することなく照射し、たるみを改善します。
切開をするわけではなく、超音波でアプローチするため皮膚表面を火傷することなく、ダメージもほとんどないため気軽にできることが魅力です。

「治療時間が短い」
HIFU(ハイフ)はメニュー内容(ショット数)にもより変わりますが、平均30分前後で終了します。そのためお仕事終わりなど日々の隙間時間に無理なく継続することができます。

「施術の傷が残らず肌のダメージが少ない」
施術の傷が残らずダウンタイムもほぼありません。
気になる箇所によってショット数を調節できるため悩みの症状に応じたアプローチも可能です。

「痛みが少ない」
ほとんどの方が麻酔なしで施術していただけます。
個人差はありますので、骨の近くや皮膚の薄い場所で響くような痛みを感じる場合もございます。
お痛みが心配な方は麻酔クリームを使用することも可能です。

「小顔効果がある」
HIFU(ハイフ)はあご下のたるみや二重あごにも効果があります。
顔がたるんで見える原因は皮下組織と表情筋の間にあるSMAS筋層のゆるみです。皮膚を支える役割を持つSMAS筋層が加齢に伴い劣化し徐々に肌を支えきれずたるみやシワに繋がるメカニズムとなっています。HIFU(ハイフ)はSMAS層にアプローチし肌の内側からたるみを改善します。
フェイスラインのたるみが改善されることでフェイスラインがはっきりシルエットが整い、小顔に見える効果が期待できます。

「ほうれい線、目元のたるみを改善する」
HIFU(ハイフ)はほうれい線、目元にも効果があります。
ほうれい線の原因は顔のたるみであり、表情筋が衰え、真皮内のコラーゲンが減少すると真皮はダメージを受けます。その結果、ハリや弾力を失って頬を支える筋肉が減少し、ほうれい線につながると考えられています。超音波のエネルギーを照射し、真皮層から筋肉層の組織を収縮しほうれい線を改善していきます。

【HIFU(ハイフ)の効果】
HIFUによって一度引き締まった筋膜は基本的には引き締まったままです。
ただし月日と共にたるみは出てきてしまうため時間の経過によってたるみは出てきます。そのためHIFUの施術後3~6か月を目安に再度たるみを感じる可能性があります。
HIFU(ハイフ)の効果を直後から感じられる方もいますし、約3週間後に効果を実感される方もいらっしゃいます。約3週間後よりコラーゲンが生成されリフトアップなどの効果を感じられるためです。

【HIFU(ハイフ)の頻度】
施術直後から3か月は皮膚の内部で上記のように美容成分が生成されるためその期間ゆっくりと肌が引きあがっていきます。
効果を持続させるために3か月から半年おきの施術を推奨しております。

HIFU(ハイフ)の注意点

HIFU(ハイフ)はレーザーよりも深い場所に熱照射を行うため禁忌となる照射できない場所が存在します。

・甲状腺
首にある甲状腺は照射ができません。

・眼球
目元の近くを照射する際はなるべく眼球から離し、眼球方向へ刺激が入らないように斜めに照射していきます。

【治療を受けられない方】
持病、既往歴、妊娠、授乳中、内服薬、アレルギーなど肌状況により医師の判断で施術を受けられない可能性があります。
カウンセリングの際に医師にご相談ください。


【HIFU(ハイフ)後のアフターケアのポイント】
・施術部位の刺激を避けるため強くこすったりしない
・赤みが引くまで血行が良くなることはしない
・必ず日焼け止めを塗る

施術後の肌をこすったり、日焼けをすると色素沈着の原因になります。
施術後はいつもより肌に刺激を与えないように注意してください。

施術直後からメイクは可能ですが、患部を強くこすらないようにしましょう。

静岡でHIFU(ハイフ)ならパルム美容クリニックへ


メスで切らずにリフトアップができる、ダウンタイムが少なく初めての美容施術で人気施術のHIFU(ハイフ)です。年齢と共に気になるたるみに対し予防的にHIFU(ハイフ)を取り入れていくことをおすすめしております。

HIFU(ハイフ)単体でももちろん引き上げや引き締めの効果はありますが、糸リフトの施術と組み合わせてHIFU(ハイフ)も行うことも可能です。
糸リフトで引き上げたフェイスラインをHIFU(ハイフ)で維持するというイメージで、最後にHIFU(ハイフ)は超音波でSMAS筋膜に作用し引き締めやリフトアップが期待できる施術です。

パルム美容クリニックでは、特に痛みも少ないとされる「yoni HIFU Ⅲ(ヨニハイフ)」を使用しております。
お悩みや希望に沿って一人ひとりに適した施術をご提案させていただきます。カウンセリングは無料ですのでぜひお越しください。

パルム美容外科院長 山田 太郎

この記事の監修医師

パルム美容クリニック 院長 吉井 涼太

元大手美容クリニックの指導医として数多くの施術を担当。質の高い美容医療を静岡の患者様に提供するため、「パルム美容クリニック」を2024年に開院

経歴

  • 藤田医科大学 医学部 卒業
  • 近畿中央病院
  • 大手美容外科 中野院院長
  • 大手美容外科 静岡院院長
  • 藤ナチュレ美容クリニック 銀座院
  • パルム美容クリニック 院長

資格

  • 美容外科学会(JSAS)会員
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医