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ポテンツァのドラッグデリバリーとは?効果を高める新技術を解説

「美容医療に興味はあるけれど、肌に本当に効果があるのか不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。特にポテンツァのような高性能マシン治療は、導入しているクリニックも増えており、選択肢が多くて迷ってしまう方も少なくありません。

この記事では、ポテンツァの治療によってどのような変化が起こるのかを、ビフォーアフターの視点から詳しく解説します。『パルム美容クリニック』では、最新のドラッグデリバリーシステムを導入し、患者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。

ドラッグデリバリーシステムの仕組み

ドラッグデリバリーシステムの仕組み

ポテンツァがもたらす変化の中でも注目されているのが、ドラッグデリバリーシステムの導入による肌へのアプローチです。従来の美容治療では、外用薬や注射で有効成分を届ける方法が主流でしたが、ポテンツァでは「マイクロニードル+高周波RF技術+電気穿孔法」という複合的な技術により、薬剤の浸透効率と効果の持続性を高めることが可能となりました。

ここでは、この仕組みを構成する3つの要素について詳しく見ていきます。

マイクロニードルで角層を超えて有効成分を届ける

ドラッグデリバリーシステムの第一段階は、マイクロニードルによる角層の突破です。人間の肌は本来、外的刺激から体を守るバリア機能が強く働いています。そのため、化粧品や塗布型薬剤では肌の奥まで有効成分を届けることが困難です。ポテンツァに搭載されたマイクロニードルは、髪の毛よりも細い針を用いて、皮膚の表面に微細な穴を開ける役割を果たします。

この微小な穴を通して、薬剤を狙った深さに送り込むことが可能になります。針の長さや刺入の深度は調整が可能であり、ターゲットとする肌層に的確にアプローチできる点が特長です。これにより、単なる表皮のケアにとどまらず、真皮層などの深部への薬剤導入が可能となります。

電気穿孔法(エレクトロポレーション)によって浸透効率を向上させる

マイクロニードルで皮膚に微細なチャネルを形成した後、ポテンツァでは「電気穿孔法(エレクトロポレーション)」を用いて、薬剤の浸透効率をさらに高めます。この技術は一時的に細胞膜に電気的な穴を開けることで、薬剤を効率よく細胞内に届ける機構です。

特に分子量の大きな成分や、通常では浸透しにくい成分でも、エレクトロポレーションを併用することで、より深い層への浸透が促進されます。『パルム美容クリニック』では、この技術を活用して、マックームやスネコスなどの専用薬剤を効率的に導入しており、より実感しやすい変化が得られやすい環境が整えられています。

肌状態に応じた薬剤を導入する

ドラッグデリバリーシステムの最大の利点は、肌の状態や悩みに応じて導入する薬剤を変えられる柔軟性にあります。例えば、ニキビ跡には成長因子やマックーム、肌の弾力不足にはボトックスやスネコス、赤ら顔には抗炎症系の成分といったように、症状に適した薬剤を選定することが可能です。

『パルム美容クリニック』では、施術前のカウンセリングと肌診断に基づき、最適な薬剤を提案しています。これにより、画一的な治療ではなく、個々に最適化されたアプローチが実現しやすくなるでしょう。薬剤は肌内部で徐々に吸収される設計となっており、自然な変化が期待できる点も安心材料となります。

ポテンツァにドラッグデリバリーを使用するメリット

ポテンツァでは、マイクロニードルによる皮膚への微細な穴あけと同時に、薬剤を皮膚深層へと浸透させる「ドラッグデリバリーシステム」を併用することが可能です。この技術により、従来の外用薬では届かなかった真皮層にまで有効成分を届けることができ、治療効果を飛躍的に高めることが期待されます。

ここでは代表的なメリットを3つご紹介します。

薬剤を深層へ届けられる

ポテンツァのドラッグデリバリー機能を活用することで、エレクトロポレーションやイオン導入では難しい「真皮層」まで薬剤を直接届けることができます。マイクロニードルで開けた微細な穴を通じて、美容成分が肌内部に浸透するため、ヒアルロン酸、トラネキサム酸、成長因子(EGF・FGF)などの効果を最大限に発揮できます。

特に、肝斑やくすみにはトラネキサム酸、肌の再生や弾力改善には成長因子が用いられることが多く、それぞれの成分がターゲット層にピンポイントで作用するため、治療の効率と満足度が向上するでしょう。単なる表面のケアではなく、肌の内側から根本的に改善を促せる点が、この技術の大きな魅力です。

表皮へのダメージを最小限に抑えられる

ドラッグデリバリーとポテンツァの組み合わせでは、薬剤を真皮に届けるにもかかわらず、表皮への侵襲を抑えられる点が特長です。従来のピーリングやレーザー照射では、表皮層にも大きな熱ダメージが加わることがあり、赤みや炎症、色素沈着などのリスクが高まっていました。しかし、ポテンツァは極細の針で瞬時に皮膚に穴を開け、その隙間から薬剤を注入するため、皮膚のバリア機能を必要以上に壊すことなく、有効成分を届けることができます。

これにより、ダウンタイムが短縮され、敏感肌やダメージ肌の方でも安心して施術を受けることが可能になります。特に、肝斑のように刺激を避けるべき症状にも適したアプローチといえるでしょう。

自己治癒力を引き出しながら即効性と持続性を両立できる

ポテンツァのドラッグデリバリーは、マイクロニードルで微細な傷を作ることで、肌本来の治癒力を引き出しつつ、薬剤による即効性と持続性を兼ね備えた治療を実現します。皮膚はダメージを受けると、その修復のためにコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。

そこに成長因子や保湿成分を届けることで、再生力がさらに高まり、より早く、かつ長く効果を実感できるのです。実際、数回の施術で肌質の大幅な改善が報告されており、定期的なメンテナンスを通じて長期的な若返りも目指せるでしょう。このように、身体が本来持つ再生機能と先進的なテクノロジーが融合した施術は、ナチュラルで美しい仕上がりを求める方に特に支持されています。

ポテンツァにドラッグデリバリーを使用する際の注意点

ポテンツァとドラッグデリバリーの組み合わせは高い効果が期待される反面、慎重な対応が求められます。使用する薬剤や施術後のケアを適切に行うことで、より安全かつ満足度の高い結果につながります。

ここでは、施術を受ける際に注意しておきたいポイントについて解説します。

導入する薬剤の選定は医師と相談しながら行う

ドラッグデリバリーに使用される薬剤には、美白成分、抗炎症成分、保湿成分、再生因子など多様なものがあります。これらの薬剤は、それぞれ異なる作用機序を持ち、肌質や悩みによって適切なものが変わります。

例えば、毛穴の開きやニキビ跡の赤みに対してはトラネキサム酸やビタミンC誘導体が有効とされる一方、ハリや弾力の低下が気になる場合には成長因子(EGFやFGF)などが用いられる傾向があります。しかし、これらの成分は肌に刺激を与える可能性もあるため、自己判断での選択は望ましくありません。

施術前にはカウンセリングを通じて、期待する効果や気になる点を丁寧に相談することが重要です。

施術後のスキンケアと紫外線対策を徹底する

ドラッグデリバリーは皮膚に微細な穴を開けて薬剤を浸透させる仕組みのため、施術直後の肌は一時的にバリア機能が低下しています。このタイミングでの誤ったスキンケアや紫外線への曝露は、色素沈着や炎症、乾燥などの肌トラブルを引き起こす原因となる可能性があります。

まず、施術当日は洗顔やメイクを避け、肌に刺激を与えないようにしましょう。クリニックで指示された保湿剤を使用し、肌の回復をサポートすることが望まれます。また、数日間はアルコール成分を含む化粧品やピーリング成分を避けましょう。

さらに、紫外線対策は必須です。日焼け止めはノンケミカルタイプの低刺激なものを選び、外出時には帽子や日傘の活用も併用しましょう。施術後の過ごし方1つで、効果の持続性や仕上がりに大きな差が出るため、セルフケアは丁寧に行うことが求められます。

まとめ|ポテンツァの新技術『ドラックデリバリー』で理想の肌を目指そう

ポテンツァのドラッグデリバリー技術は、肌悩みに応じて有効成分を浸透させることで、美容医療における新たな可能性を切り拓いています。針の深さや出力、導入する薬剤をカスタマイズできる点が大きな特長であり、従来の治療では得られなかった手応えを感じる方も多く見られます。

『パルム美容クリニック』では、経験豊富な医師が一人ひとりの肌状態を丁寧に見極め、最適な施術内容を提案しています。ぜひ一度ご相談ください。

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監修医師プロフィール

院長

吉井 涼太ryouta yoshii

経歴

藤田医科大学 医学部 卒業
近畿中央病院
大手美容外科 都内院長
大手美容外科 静岡院院長
藤ナチュレ美容クリニック 銀座院
パルム美容クリニック 院長

資格・所属学会

日本美容外科学会(JSAS)会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医

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