ボトックス
ボトックス注射はやめたほうがいい?打ち続けるリスクとやめた後の顔の変化
「ボトックス注射を一度始めると、一生打ち続けなければならないの?」 「途中でやめると、反動で一気に老け込んだり、シワが深くなったりするって本当?」
シワ改善や小顔治療として人気のボトックス注射ですが、これから始めようとする方や、現在治療中の方の中には、こうした「やめ時」や「将来のリスク」について不安を抱えている方が少なくありません。
結論からお伝えすると、ボトックス注射をやめても、急激に老化が進んだり、施術前よりも状態が悪化したりすることはありません。 効果が切れれば、徐々に筋肉の動きが回復し、元の状態に戻っていくだけです。
しかし、「やめたほうがいい」という噂が絶えないのには、副作用や不自然な仕上がりといったリスクが関係していることも事実です。
この記事では、パルム美容クリニックの医師監修のもと、ボトックスを打ち続けるリスクと、やめた後の顔の変化について医学的根拠に基づき解説します。後悔しないための正しいやめ時や、ヒアルロン酸などの代替治療についても紹介しますので、ぜひ判断の参考にしてください。
ボトックス注射とは?基本メカニズムと効果

ボトックス注射(ボツリヌス療法)は、美容医療の中で最もポピュラーな施術の一つですが、その仕組みを正しく理解している方は意外と多くありません。 まずは、なぜシワが消えたり、エラが小さくなったりするのか、その基本的なメカニズムと効果の持続期間について解説します。
ボトックスの成分と筋肉への作用機序
ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種である「A型ボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)」を有効成分とする薬剤のことです。「毒素」といっても、天然のタンパク質を精製しており、人体に悪影響を及ぼす菌そのものが体に入るわけではないため、医療用として安全に使用されています。
私たちの筋肉は、脳から神経を通って送られてくる「アセチルコリン」という神経伝達物質の指令を受けて収縮(動くこと)します。ボトックスには、このアセチルコリンの放出を抑制する作用があります。 注射した局所の筋肉において、神経からの「動け」という指令が遮断されるため、筋肉の過剰な動きや緊張が和らぎ、リラックスした状態になります。これにより、表情ジワの改善や筋肉のボリュームダウンといった効果が得られるのです。
期待できる美容効果
ボトックス注射によって期待できる主な美容効果は、大きく分けて以下の3つです。
- 表情ジワの改善(額・眉間・目尻など) 笑ったり怒ったりした時にできる「表情ジワ」の原因となる表情筋の動きを抑制し、シワが寄らないようにします。すでに刻まれてしまった深いシワではなく、表情を作った時にできるシワに有効です。
- エラ張り・筋肉太りの解消(小顔・痩身) 噛みしめ癖などで過剰に発達した咬筋(エラの筋肉)や、ふくらはぎの筋肉に注射することで、筋肉を使わなくさせ(廃用性萎縮)、徐々に細く小さくする効果があります。
- リフトアップ・美肌効果(ボトックスリフト) 皮膚の浅い層に微量を広範囲に打つことで、筋肉の表面繊維だけの働きを弱め、皮膚を引き締めたり、リフトアップを図ったりする治療法もあります。
効果の持続期間と一般的な施術間隔
ボトックスの効果は、施術直後すぐに現れるわけではありません。通常、施術後2〜3日目から徐々に効果が現れ始め、1〜2週間程度でピークを迎えます(エラなどの筋肉縮小効果は1ヶ月後くらいから実感されることが多いです)。
効果は永続的ではなく、神経の働きが徐々に回復するため、一般的には3〜4ヶ月、長くても6ヶ月程度で消失します。そのため、効果を維持したい場合は、3〜6ヶ月ごとの定期的な施術が推奨されます。ただし、適切な間隔を空けずに頻繁に打ちすぎると、後述する「抗体」のリスクが高まるため注意が必要です。
パルム美容クリニックの料金
| ボトックス注射 1部位(額・眉間・目尻・目の下・鼻根・顎) | 18,000円(税込 19,800円) |
| ボトックス注射 2部位(額・眉間・目尻・目の下・鼻根・顎) | 32,000円(税込 35,200円) |
| ボトックス注射 3部位(額・眉間・目尻・目の下・鼻根・顎) | 45,000円(税込 49,500円) |
| ボトックス注射 4部位以上 1箇所あたり(額・眉間・目尻・目の下・鼻根・顎) | 14,000円(税込 15,400円) |
| ボトックス注射特殊部位 1部位(ガミー・小鼻・バニー・眉上・口角・口唇上・目頭・たれ目) | 18,000円(税込 19,800円) |
| ボトックス注射 エラ 通常(40単位) | 44,000円(税込 48,400円) |
| ボトックス注射 エラ 強力(80単位) | 84,000円(税込 92,400円) |
| ボトックス注射 肩 通常(40単位) | 44,000円(税込 48,400円) |
| ボトックス注射 肩 強力(80単位) | 84,000円(税込 92,400円) |
| ボトックス注射 大腿 | 90,000円(税込 99,000円) |
| ボトックス注射 ふくらはぎ | 180,000円(税込 198,000円) |
| ボトックス注射 脇 通常(60単位) | 54,000円(税込 59,400円) |
| ボトックス注射 脇 強力(100単位) | 105,000円(税込 115,500円) |
| ボトックス注射 手のひら | 84,000円(税込 92,400円) |
| ボトックス注射 足裏 | 105,000円(税込 115,500円) |
| ボトックス注射 乳輪 | 44,000円(税込 48,400円) |
| ボトックス注射 スソ(外陰部) | 84,000円(税込 92,400円) |
| ボトックス注射 花粉症 ガーゼパッキング法 | 18,000円(税込 19,800円) |
| スキンボトックス(マイクロボトックス)25単位 | 36,000円(税込 39,600円) |
「ボトックスはやめたほうがいい」と言われる5つの理由とリスク

ボトックス注射は満足度の高い治療ですが、ネット上などで「やめたほうがいい」「後悔した」という声が挙がるのには明確な理由があります。 その多くは、「注入量の誤り」「頻度過多」「適応外の施術」による副作用や、長期的なリスクによるものです。代表的な5つのリスクについて詳しく見ていきましょう。
表情が不自然になる・固まるリスク
最も多い失敗例の一つが、表情の喪失です。 シワを消したいあまりに注入量が多すぎたり、注入箇所が不適切だったりすると、筋肉の動きが必要以上に制限されてしまいます。
・能面のような顔: 笑おうとしても目元や頬が動かず、不機嫌に見えたり、感情が読み取れない「能面」のような表情になったりすることがあります。
・スポックブロー現象: 眉間のシワを止めようとして、眉の外側だけが過剰に吊り上がり、怒ったような顔つき(スポックブロー)になるケースもあります。
・口元の歪み: 口角ボトックスなどの位置がずれると、笑顔が左右非対称になったり、ストローが吸いにくくなったりする生活上の不便が生じるリスクもあります。
これらは、医師が患者様の筋肉のつき方や動きの強さを正確に見極められなかった場合に起こりやすいトラブルです。
まぶたが重くなる・目が開きにくくなる可能性
特におでこ(前頭筋)へのボトックス注射で起こりやすいのが、「まぶたが重い」「目が開けづらい」という症状です。 人間は目を開ける際、まぶたの力だけでなく、おでこの筋肉を使って眉毛を持ち上げることで視野を確保している場合があります(特に眼瞼下垂気味の方や、まぶたがたるんでいる方)。
この状態で額の筋肉をボトックスで麻痺させてしまうと、眉毛を持ち上げることができなくなり、まぶたがずっしりと被さったような重さを感じたり、二重の幅が狭くなったりして、「以前より老けて見える」原因になります。
筋肉が痩せすぎて頬がこける・皮膚がたるむリスク
小顔目的のエラボトックスで注意が必要なのが、「頬コケ」と「たるみ」です。 ボトックスによって咬筋(エラの筋肉)が萎縮し小さくなると、小顔効果が得られます。しかし、元々頬骨が高い方や頬の脂肪が少ない方が過度に筋肉を落としすぎると、頬の下がくぼんでしまい、やつれたような「頬コケ」が生じて老けた印象を与えることがあります。
また、急激に筋肉のボリュームが減ることで、表面の皮膚が余ってしまい、風船の空気が抜けた時のように皮膚がたるんでしまうリスクもあります。特に皮膚の弾力が低下している40代以降の方に起こりやすい現象です。
頻繁な施術による「抗体」産生と効果の減弱
ボトックスはタンパク質の一種であるため、体質や打ち方によっては、体内で「抗体」が作られてしまうことがあります。 一度抗体ができてしまうと、体がボトックスを異物と認識して攻撃してしまうため、注射を打っても効果が全く出なくなったり、効き目が極端に短くなったりします。
抗体ができる主な原因は以下の通りです。
- 一度に大量の製剤を注入する。
- 推奨される期間(3ヶ月以上)を空けずに頻繁に再注入を繰り返す。
- 不純物の多い安価な製剤を使用し続ける。
一度抗体ができてしまうと、現状では確実な対処法がなく、ボトックス治療そのものを諦めざるを得なくなる可能性があります。これが「安易に打ち続けないほうがいい」と言われる大きな医学的理由です。
継続的な経済的負担と精神的依存
ボトックスの効果は永続的ではないため、状態を維持するには定期的な施術が必要です。 「シワのない状態」に慣れてしまうと、少しでも効果が切れてシワが戻ってくることに恐怖を感じ、「早く打たなければ」と精神的に依存してしまうケースがあります。
これを繰り返すことで、年間の美容医療費が高額になり、経済的な負担がストレスになることも考えられます。「やめ時」を見失い、必要以上の頻度で打ち続けてしまうことは、前述した抗体リスクを高めることにも繋がります。
実際にボトックスをやめるとどうなる?「老ける」説の真実
「ボトックスをやめると、打つ前よりもシワが深くなる」「一気に老け込んでしまう」 インターネット上にはこのような噂が存在しますが、医学的な観点から申し上げますと、ボトックスをやめたからといって、施術前よりも急激に老化が進んだり、副作用でシワが悪化したりすることはありません。
では、なぜ「老ける」と言われるのか。そのメカニズムと、やめた後に体内で起こる変化について解説します。
「やめると一気に老ける」は誤解?リバウンド現象の解説
ダイエットのリバウンドのように、ボトックスをやめた反動で「以前よりシワがひどくなる」ということは原則として起こりません。 ボトックスの効果は可逆的(元に戻るもの)であり、薬剤の効果が切れれば、抑制されていた筋肉の動きが徐々に回復し、「施術前の状態」に戻っていくだけです。
ただし、やめた直後に「急に老けた」と感じてしまう方が多いのは事実です。これは物理的に老化したわけではなく、後述する心理的なギャップや、止まっていた時間が動き出したことによる変化が大きいです。
筋肉の動きとシワが「元の状態」に戻るプロセス
ボトックスの効果が消失するプロセスは緩やかです。 施術から3〜4ヶ月が経過すると、遮断されていた神経伝達物質(アセチルコリン)の放出が徐々に再開されます。これに伴い、動かなかった筋肉が少しずつ動き始め、笑った時や怒った時に再びシワが寄るようになります。
この時、皮膚の弾力が低下している年齢層の方や、乾燥している肌の方の場合、筋肉の動きによって作られたシワが、以前と同じように「刻まれ始める」ことになります。これが「元に戻った」状態であり、決してボトックスが悪さをしてシワを深くしたわけではありません。
長期間打っていた場合の影響
むしろ、長期間ボトックスを打ち続けていた場合、「シワの予防(アンチエイジング貯金)」ができていたと捉えることができます。
ボトックスを打っている期間中は、表情ジワを作る筋肉の動きが止まっているため、皮膚に折り目がつくのを防げています。もしボトックスを打たずに過ごしていたら、その期間分だけ確実にシワは深く刻まれていたはずです。 つまり、長期間打ってからやめた場合、「同年代で何もしていなかった人」と比較すると、シワの定着が少なく、肌が綺麗な状態が保たれているケースが多いのです。
一方で、エラボトックスなどで筋肉を長期間小さくしていた場合(廃用性萎縮)、やめてから筋肉が元の太さに戻るまでには半年〜1年程度かかることがあります。この期間中に、一時的に皮膚のたるみが気になるといったケースは稀にありますが、筋肉の回復とともに改善していくことが一般的です。
やめた後に感じる「ギャップ」と心理的な変化
「やめたら老けた」と感じる最大の正体は、「シワのない理想的な顔」に見慣れてしまった自分自身とのギャップです。
人間は良い状態にはすぐに慣れてしまいます。ボトックスが効いている間のピンと張った肌や、すっきりしたフェイスラインが「当たり前」の基準になると、効果が切れて元の自分に戻っただけで、「すごく老けた」「シワが増えた」と脳が錯覚してしまうのです。
また、ボトックスを打っている数年の間にも、当然ながら加齢による自然な老化(皮膚のコラーゲン減少や骨の萎縮など)は進んでいます。ボトックスをやめた時、その「数年分の自然な老化」が露わになるため、それを「ボトックスのせいで老けた」と誤認してしまうケースもあります。
ボトックスをやめるべきタイミングと継続する判断基準
ボトックス治療は、患者様のライフステージや肌の状態に合わせて、柔軟に継続・中止を選択できる施術です。 「なんとなく習慣で打っているけれど、本当に必要?」と迷った時に役立つ、やめるべきタイミングと判断基準について解説します。
妊娠・授乳中や体調変化がある場合(禁忌事項)
最も明確に中止しなければならないタイミングは、妊娠中、妊活中、および授乳中です。 ボトックスの成分が胎児や乳児に与える影響については、安全性が完全に確立されていません。そのため、多くのクリニックでは安全を最優先し、妊娠の可能性がある段階から施術をお断りしています 。
また、神経筋接合部の病気(重症筋無力症など)を患っている方や、特定の抗生物質を服用中の方も、副作用のリスクが高まるため施術を避ける必要があります。体調に変化があった場合は、自己判断せず必ず医師に申告してください。
効果の実感が薄れてきた・違和感がある場合
「以前よりも効果が出るのが遅くなった」「効いている期間が極端に短くなった」と感じる場合は、体内に抗体ができている可能性があります。この状態で無理に打ち続けても、期待する効果は得られにくく、費用対効果が悪くなる一方です。一度治療をお休みし、数年空けて抗体が消えるのを待つか、別の製剤への変更を検討すべきタイミングと言えます。
また、「目が開きにくくて生活に支障がある」「表情が不自然で周囲に指摘された」といった違和感が続く場合も、注入量や部位が現在の筋肉の状態に合っていない可能性があります。漫然と継続せず、医師と相談して注入計画を見直すか、一時中断することをお勧めします。
他の治療法(ヒアルロン酸・外科手術)へ移行すべきケース
ボトックスは「表情を作った時にできるシワ」には非常に有効ですが、無表情の時でもくっきりと刻まれている「深いシワ」や、加齢による皮膚自体の「強いたるみ」を改善することはできません。
肌の老化が進み、ボトックスだけではカバーしきれない悩みが出てきた場合は、ボトックスに固執するのをやめ、ヒアルロン酸注入で溝を埋めたり、HIFU(ハイフ)や糸リフト、外科手術でたるみを引き上げたりする治療へステップアップする良い機会かもしれません。
予防美容として継続するメリットとの比較検討
一方で、「今はまだ深いシワはないけれど、将来のために予防したい」という目的であれば、継続するメリットは大きいです。 前述の通り、ボトックスにはシワが深く刻まれるのを遅らせる「アンチエイジング貯金」のような効果があります。
・継続するメリット: 将来の深いシワ予防、肌のハリ維持、筋肉太りの再発防止。
・やめるメリット: コスト削減、表情の違和感からの解放、抗体リスクの回避。
この両者を天秤にかけ、「今の自分にとって、コストやリスクを上回るメリットがあるか?」を冷静に判断することが大切です。悩んだ際は、信頼できる医師に客観的な肌状態を診断してもらうのが一番の近道です。
ボトックスをやめた後のケアと代替治療
ボトックスをやめると、筋肉の動きが回復し、以前のようにシワが寄りやすくなります。 しかし、適切なケアや別の治療法を取り入れることで、シワの悪化を防ぎ、若々しい印象を維持することは十分に可能です。ボトックスに頼らない、新しいエイジングケアの選択肢を見ていきましょう。
自宅でできるスキンケアと表情筋トレーニングの注意点
ボトックスをやめた直後から意識したいのが、徹底的な保湿と紫外線対策です。 乾燥した肌は柔軟性を失い、表情ジワがそのまま「刻まれたシワ(定着ジワ)」になりやすくなります。セラミドやレチノール(ビタミンA)などが配合された化粧品を取り入れ、肌のハリと弾力をサポートしましょう。
一方で、注意が必要なのが「表情筋トレーニング」や「顔のマッサージ」です。 「ボトックスで弱った筋肉を鍛え直そう」と自己流でトレーニングを行うと、かえってシワを作る筋肉を過剰に発達させてしまい、シワを深くしてしまうリスクがあります。過度なマッサージも皮膚への摩擦となり、たるみの原因になりかねないため、医師の指導がない限り控えた方が無難です。
代替治療①:刻まれたシワへの「ヒアルロン酸注射」
ボトックスが「筋肉を止めてシワを作らせない」治療であるのに対し、ヒアルロン酸注射は「できてしまったシワの溝を埋める」治療です。
ボトックスをやめて筋肉が動き出し、ほうれい線やマリオネットライン、眉間の深い縦ジワなどが気になり始めた場合、ヒアルロン酸で物理的に溝を持ち上げることで目立たなくさせることができます。 即効性があり、ボトックスのように筋肉の動きを制限しないため、「表情は自然なままシワを目立たなくしたい」という方に最適な代替案です。
代替治療②:物理的に引き上げる「糸リフト」
ボトックスをやめた後、特に気になりやすいのが「皮膚のたるみ」です。特にエラボトックスを長期間打っていた方は、筋肉が小さくなった分、余った皮膚が下がってフェイスラインがもたつくことがあります。
こうした**「皮膚の位置」に関する悩みには、糸リフト(スレッドリフト)が最適**です。 トゲのついた医療用の糸を皮下に通し、物理的に土台からグイッと引き上げるため、ボトックスやヒアルロン酸では難しい「リフトアップ効果」がダイレクトに得られます。将来的なたるみ予防としても効果的で、ボトックスからの切り替え治療として選ばれることが多い施術です。
代替治療③:肌質改善を目指す「注入治療(肌育製剤)」
近年注目されているのが、スネコスやプロファイロ、ジュベルックといった「肌育(はだいく)製剤」です。 これらは従来のヒアルロン酸のように形を作るのではなく、皮膚そのもののコラーゲンやエラスチンを増やし、肌のハリ・弾力・厚みを再生させることを目的としています。
ボトックスのように筋肉を止めることはありませんが、肌自体にハリが出ることで、結果的に小ジワが目立ちにくくなり、健康的で若々しい肌質へと改善していきます。「不自然に止めるのは嫌だけど、何もケアしないのは不安」という方にとって、非常に有効な選択肢となります。
代替治療④:たるみ改善・リフトアップ「HIFU(ハイフ)・レーザー治療」
ボトックス(特にエラボトックス)をやめた後の「たるみ」が気になる場合は、HIFU(高密度焦点式超音波)や高周波(RF)などの照射治療がおすすめです。
これらの治療は、皮膚の土台である筋膜(SMAS層)や真皮層に熱エネルギーを与え、コラーゲンの生成を促進します。メスを使わずに肌を引き締め、リフトアップ効果が期待できるため、ボトックスによる筋肉萎縮後のたるみケアとしても相性が良い施術です。定期的に受けることで、将来的なたるみ予防にも繋がります。
失敗しないクリニック選びと医師への相談

ボトックス治療で「やめたい」と後悔する原因の多くは、実はボトックスという薬剤そのものではなく、「施術者の技術不足」や「製剤の品質」に起因しています。 長く付き合っていく治療だからこそ、安さだけでなく、安全性と技術力を基準にクリニックを選ぶことが重要です。
安さだけで選ぶリスクと「製剤(アラガン社製など)」の重要性
クリニック選びで最も注意したいのが、極端に安い価格設定です。 安価なボトックス製剤の中には、不純物が多く含まれている未承認のものが存在し、これらを繰り返し使用することで体内に「抗体」ができやすくなるリスクがあります。抗体ができると、効果が出にくくなったり、持続期間が短くなったりするため、結果的にコストパフォーマンスが悪化します。
安全に継続するためには、厚生労働省の承認を受けた「アラガン社製ボトックスビスタ®」など、品質が保証された製剤を使用しているクリニックを選ぶことが大切です。承認薬は品質管理が徹底されており、効果の持続性や安定性に優れています。
医師の技術と解剖学的知識(認定医など)の確認
ボトックスは「ただ打てばいい」という単純な施術ではありません。 人の表情筋は複雑に入り組んでいるため、筋肉の走行や強さを正しく見極める解剖学的知識が不可欠です。注入位置が数ミリずれるだけで、「眉尻が吊り上がる(スポックブロー)」「目が笑っていない」といった不自然な表情や、副作用の原因となります。
医師を選ぶ際は、その医師が「ボトックスビスタ®認定医」などの資格を持っているかを確認しましょう。これは、製造元であるアラガン社が定める所定の講習を受け、正しい知識と注入技術を習得した医師にのみ付与される資格です。
パルム美容クリニックのボトックス治療へのこだわり
パルム美容クリニックでは、患者様が安心してボトックス治療を継続できるよう、以下の3つの点に徹底的にこだわっています。
・厚生労働省承認「アラガン社製」のみを使用:当院では、未承認の安価な製剤は一切使用せず、安全性と品質が確立されたアラガン社製の「ボトックスビスタ®」のみを採用しています。これにより、抗体産生のリスクを抑え、安定した効果を提供します。
・「32G極細針」を標準採用(追加費用なし):一般的なクリニックではオプション料金がかかることの多い「極細針(32G)」を、当院では標準で使用しています。針が細いほど注入時の痛みや内出血のリスクを大幅に軽減できるため、痛みに弱い方でも安心して受けていただけます。手技料や針代などの不明瞭な追加費用は発生しません。
・認定医によるオーダーメイドのデザイン:当院の院長は「ボトックスビスタ®認定医」の資格を保有しており、一人ひとりのシワの状態や筋肉の動きを細かく診断した上で注入を行います。シワを消すだけでなく、「自然な笑顔」や「表情の豊かさ」を残す繊細なデザインにこだわり、不自然な仕上がりを防ぎます。
ボトックス注射に関するよくある質問(Q&A)
Q. 一度打つと一生打ち続けなければなりませんか?
いいえ、そんなことはありません。ボトックスの効果は一時的なものなので、いつでもご自身のタイミングでやめることができます。やめたからといって副作用が出たり、急激に悪化したりすることはありません。結婚式などのイベントに向けて1回だけ打つ方もいらっしゃいます。
Q. やめた後、シワが以前より深くなることはありますか?
ボトックスの影響でシワが深くなることは医学的にありません。ただし、打っていた期間中も加齢による自然な老化は進んでいるため、効果が切れた時に「以前(数年前)よりシワが増えた」と感じることはあります。これはボトックスのせいではなく、年齢相応の状態に戻った結果です。
Q. 打ちすぎて失敗した場合、修正はできますか?
ボトックスが効きすぎて表情が固まってしまった場合、効果を弱める「修正注射(アセチルコリン塩化物など)」を打つことで改善できる場合があります。ただし、完全に元通りになるわけではないため、基本的には効果が切れるのを待つことになります。だからこそ、最初の注入量を見極める医師の技術が重要です。
まとめ:ボトックスはやめ時が肝心。迷ったらまずは医師に相談を
「ボトックスはやめたほうがいい」という噂の真実は、やめたら急に老けるわけではなく、「効果が切れて元の自分に戻るだけ」というのが医学的な結論です。 むしろ、適切に継続していれば、将来のシワを予防する優れたアンチエイジング効果を発揮します。
しかし、打ちすぎによる不自然な表情や、抗体のリスクがあることも事実です。「そろそろやめたい」「他の治療に切り替えたい」と迷った時は、自己判断せずに美容皮膚科医に相談してください。
パルム美容クリニックでは、無理に継続を勧めることは決してありません。患者様の現在の筋肉の状態やライフスタイルに合わせて、ボトックスを続けるべきか、ヒアルロン酸や糸リフトなど別の選択肢が良いのか、親身になってアドバイスいたします。 まずは無料カウンセリングで、あなたのお悩みをお聞かせください。