ヒアルロン酸注射の安全性・リスク・副作用|安全に受けるための注意点を医師が解説

美容コラムCOLUMN

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸注射の安全性は?リスク・副作用・安全に受けるための注意点

ヒアルロン酸注射は、シワやたるみの改善・顔の輪郭形成・唇のボリュームアップなど幅広い用途で使われる人気の美容注射です。

一方で「本当に安全なの?」「副作用が心配」というご質問を多くいただきます。

本記事では、ヒアルロン酸注射の安全性、起こりうるリスクや副作用、そして安全に受けるための注意点について詳しく解説します。

初めてヒアルロン酸注射を検討されている方はぜひ参考にしてください。

ヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸は、もともと体内に存在する成分で、皮膚・関節・眼球など全身に広く分布しています。

美容医療で使用されるヒアルロン酸は、医療グレードで精製されたものを注射用に加工したもので、皮膚の下に注入することでボリュームを補い、シワや凹みを改善します。

使用されるヒアルロン酸は架橋(かきょう)処理が施されており、体内での分解速度を調整して持続性を高めています。

代表的な製品としてはジュビダーム・テオシアル・レスチレンなどがあり、それぞれ硬さや持続期間が異なります。

ヒアルロン酸は体内の成分と親和性が高いため、異物反応が起きにくく、比較的安全性の高い注入剤とされています。

ヒアルロン酸注射の安全性について

ヒアルロン酸注射は世界中で何十年にもわたって使用されており、安全性に関する多くのデータと知見が蓄積されています。

適切に使用された場合、重篤な合併症が起きる確率は低く、信頼性の高い施術のひとつです。

また、万が一効果が気に入らない場合や問題が生じた場合には、ヒアルロニダーゼ(溶解酵素)でヒアルロン酸を溶かすことができるため、修正・対応が可能です。

これは永続的に変化が残るわけではないという点で、安心感につながる大きなメリットです。

ただし、安全性は施術を行う医師の技術・知識・使用する製品の品質にも大きく依存するため、信頼できるクリニックで受けることが最も重要です。

起こりうるリスクと副作用

ヒアルロン酸注射には一般的に見られる副作用と、稀に起こる重篤なリスクがあります。それぞれについて理解しておきましょう。

一般的な副作用(比較的よく見られるもの)

注射部位の腫れ・赤み・内出血は最も頻繁に見られる副作用です。

これらは注射針による物理的な刺激が原因であり、多くの場合数日〜1週間程度で自然に消えます。

内出血はコンシーラーでカバーできることが多く、日常生活にそれほど大きな支障をきたしません。

また、ヒアルロン酸は水を引き寄せる性質があるため、注入後しばらくはむくみが出ることがあります。むくみも時間とともに落ち着きます。

チンダル現象(青みがかって見える)

皮膚の浅い部分にヒアルロン酸が注入された場合、光の散乱によって皮膚が青みがかって見える「チンダル現象」が起きることがあります。

特に目の下(涙袋・クマ改善)への注入で起こりやすい現象です。

この場合はヒアルロニダーゼでヒアルロン酸を溶かすことで改善できます。

血管塞栓(最も重篤なリスク)

注射針がうっかり血管に入ってしまい、ヒアルロン酸が血管内に入ることで血管を詰まらせてしまう「血管塞栓」は、最も重篤なリスクのひとつです。

顔面には多くの動脈・静脈が走っており、特に鼻・額・眉間などは血管が集中しているためリスクが高いとされています。

血管塞栓が起きると、皮膚の壊死(えし)や最悪の場合は失明などの重大な合併症につながる可能性があります。

このリスクを最小化するためには、解剖学的な知識が豊富で経験のある医師が施術を行うこと、カニューレ(先端が丸い針)を使用することなどが重要です。

万が一血管塞栓が疑われる場合は、即座にヒアルロニダーゼで溶解対応できる体制が整ったクリニックで受けることが不可欠です。

感染・アレルギー

注射部位に細菌が入り込むことで感染が起きることがあります。

施術後に強い痛み・熱感・化膿が見られる場合は感染の可能性があるため、早急にクリニックに相談してください。

ヒアルロン酸自体へのアレルギーは非常に稀ですが、製剤に含まれる成分(保存料など)にアレルギーが出る場合があります。

石灰化・肉芽腫(長期的なリスク)

長期にわたる注入や、繰り返し同じ部位にヒアルロン酸を注入し続けることで、稀に石灰化や肉芽腫が形成されることがあります。

このリスクを避けるためにも、蓄積されたヒアルロン酸を定期的に溶解させる「リセット」を行うことが推奨されることもあります。

安全に受けるための注意点

ヒアルロン酸注射を安全に受けるために、患者様側で気をつけるべきポイントもあります。

信頼できる医師・クリニックを選ぶ

ヒアルロン酸注射の安全性は、施術を行う医師の技術と知識に大きく左右されます。

解剖学に精通し、合併症への対応ができる医師が在籍するクリニックを選ぶことが最も重要です。

カウンセリングで疑問や不安をしっかり解消してくれるクリニックを選びましょう。

使用される製品を確認する

医療グレードの正規品ヒアルロン酸を使用しているクリニックを選ぶことが大切です。

安価な非正規品は品質管理が不明確で、感染や予期せぬ反応のリスクが高まります。

施術前の体調管理

施術前日は飲酒を控え、施術当日は体調が良い状態で臨みましょう。

抗血小板薬・抗凝固薬・NSAIDs(アスピリンなど)を服用している方は内出血が出やすくなるため、事前に医師に相談してください。

サプリメント(特に魚油・ビタミンE・イチョウ葉エキスなど)も内出血リスクを高めることがあるため、施術前に確認が必要です。

施術後のアフターケア

施術後は注射部位を強くこすったり押したりしないようにしてください。

施術当日は飲酒・激しい運動・高温の入浴を避け、安静に過ごしましょう。

施術後に強い痛み・急激な腫れ・皮膚の変色などの異常を感じた場合は、速やかにクリニックに連絡してください。

詳しくは「ヒアルロン酸」をご覧ください。

よくあるご質問

ヒアルロン酸注射は何歳から受けられますか?

基本的には成人(18歳以上)を対象としている場合がほとんどです。

未成年の方は保護者の同意が必要なクリニックがほとんどですので、事前にご確認ください。

妊娠中・授乳中でも受けられますか?

妊娠中・授乳中は安全性が確立されていないため、ヒアルロン酸注射を含む多くの美容医療の施術を控えることが推奨されています。

妊娠・授乳中の方は施術の延期をご検討ください。

溶解注射(ヒアルロニダーゼ)はいつでも打てますか?

基本的にはいつでもヒアルロニダーゼで溶解することが可能です。

施術直後でも溶解できますので、仕上がりに不満がある場合や問題が生じた場合はすぐにご相談ください。

パルム美容クリニックのヒアルロン酸注射について

パルム美容クリニックでは、医師が解剖学的な知識をもとに安全な施術を提供しています。

正規品のヒアルロン酸製剤を使用し、万が一の際にはヒアルロニダーゼでの対応も即座に行える体制を整えています。

カウンセリングでは患者様の希望・体質・リスクを丁寧に確認した上で、最適なプランをご提案します。

静岡でヒアルロン酸注射を検討されている方は、ぜひパルム美容クリニックにご相談ください。

まとめ

ヒアルロン酸注射は適切に行われた場合、安全性の高い施術ですが、血管塞栓などのリスクがゼロではありません。

安全に施術を受けるためには、信頼できる医師のいるクリニックを選ぶことが最も重要です。

施術前後のケアと注意事項を守ることで、リスクを最小限に抑えながら高い効果を得ることができます。

不安な点はカウンセリングでしっかり確認し、納得した上で施術を受けることをおすすめします。

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監修医師プロフィール

院長

吉井 涼太ryouta yoshii

経歴

藤田医科大学 医学部 卒業
近畿中央病院
大手美容外科 都内院長
大手美容外科 静岡院院長
藤ナチュレ美容クリニック 銀座院
パルム美容クリニック 院長

資格・所属学会

日本美容外科学会(JSAS)会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医

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