ボトックスってそもそもどんなもの？

ボトックス注射は、ボツリヌス菌由来のたんぱく質であるボツリヌストキシンを投与する方法です。

アセチルコリンという物質が筋肉を動かすことができ、私たちは笑ったり、怒ったり、泣いたりと表情を作ることができます。
このボツリヌストキシンにはアセチルコリンという物質の分泌を抑制する効果があります。

一時的に筋肉の収縮を弱まらせ、筋肉やシワが関係する症状を軽減させる効果があります。

表情シワに対しては、しかめっ面をすることが多く眉間のシワがある方。
目の開きが悪かったり、アイプチなどを使用して目を大きく見せたい女性は、目を見開こうとするあまり額に横シワが生じてしまっている方。
なにげない癖となり常習的に同じ表情をとることが多いと、将来的にシワとなり刻まれやすいです。シワが刻まれてしまう前にボトックスをおすすめしております。

表情シワに対して以外にも、筋肉にも作用するためエラの張りや肩こりが気になる方、多汗症や脇汗に対しても効果がるため、さまざまなお悩みにボトックス注射をおすすめしています。

ボトックスの効果

何十年にもわたり刻まれた深いシワを除き、ほとんどの方の表情じわに対応できるかと思います。

表情筋の過剰な動きにより皮膚がよれるのですが、日常的に繰り返されることにより、シワになります。ボトックスで表情筋の過剰な動きを和らげ、シワを改善します。

また、刻まれたシワになる前に予防的に注射される方も多く、未来のシワ予防に繋がります。

当院では米国認可、厚生労働省認可のあるアラガン社のボトックスのみを使用しています。他社のボトックスに比べ、やや価格は高い傾向にありますが、安全性や効果はとても高いと言われています。
実際に、以前は他社製のボトックス注射の施術を受けており、当院でアラガン社のボトックスを施術してくださった患者様からも、効果の持続が違うと伺っています。

ボトックス注射は、医療の現場でも使用されるほど安全な薬剤であり、ボツリヌス療法として知られています。
痙縮（けいしゅく）という脳卒中後の症状として、神経の異常で筋肉に緊張がかかりすぎることにより手足が動かしづらい状態の疾患に対し、一時的に筋肉を麻痺させ、硬くなった筋肉を柔らかくし、リハビリを行いやすくします。

そして、美容医療の面としては、表情じわや汗、毛穴縮小などの効果があります。表情シワの解消としては、額、眉間、目尻、目の下などが上げられます。

また、シワがけではなく多汗症へのアプローチも可能です。
脇や足裏が上げられます。脇汗や足の蒸れを軽減することができ毎日を快適に過ごすことができます。脇汗が気になる夏にだけ脇にボトックスを注射する方もいらっしゃいます。

また、スキンボトックスは多汗症に効果があるボトックスを皮膚の浅いところに注射し、過剰な皮膚の分泌を抑えるため毛穴収縮につながります。

ボトックスのリスクや副作用

ボトックス注射はダウンタイムがほとんどありません。
施術を受けてその場で効果を実感できるわけではありませんが、ダウンタイムが少なく数日～1か月で効果を得ることができるため、満足感の高い施術といえます。リスクも少ないことが魅力でもありますが、考えられるリスクをご紹介します。

・表情が不自然になる可能性がある

表情筋の動きを制限し、シワや表情をコントロールするボトックス注射ですが、表情が不自然になる可能性があります。
筋肉の動きを制限しすぎると表情がなくなり無表情になってしまいます。

・エラボトックスで嚙む力が減少する

エラのハリを解消するためにエラにボトックス注射を打ちます。発達した筋肉を緩和させるため噛む力を抑制することで、人によっては硬い食べ物が食べにくくなる可能性があります。

・まぶたが重くなる可能性がある

筋肉の動きを制限するため眉の位置が低くなり、まぶたが重くなり目が小さくみえるリスクがあります。
特に眼瞼下垂の方は、額の筋肉を使用し、目を開いていることが多いため目の開きにくさを感じる場合があります。

・副作用が強い場合、修正はできる？

ボトックス注射は薬剤の成分を無効化するためには時間の経過を待つしかありません。ボトックスの効果は目安として半年程度と言われているため、この期間を待っていただければ効果はなくなります。また、半年経たずとも効果のピークが過ぎるのを待っていただければ症状が緩和されることもあります。

そこまでの期間も待つことが難しいという場合は、注射部位の近くに追加で注射をし、効果を打ち消しあい緩和させるという方法もあります。
眉毛の近くにボトックスを注射する場合、「スポックブロー」と言い、目や眉が吊り上がる症状があります。目頭側と目尻側で筋肉の大きさが違うため、ボトックスの効果が内側と外側で均等にならないことが原因で起こります。

万が一、このような症状が出た際は、丁寧に対応させていただきますのでご相談ください。

ボトックスで効果を得るためには

ボトックス注射は手軽に受けていただける施術ですが、充分な効果を得るためには以下のことに注意していただくとより満足できる結果を得られるはずです。

・信頼できる医師や薬剤を選ぶ

ボトックス注射は比較的に気軽に受けていただける施術ですが、何かあった場合には先ほどお伝えしたような調整が必要です。
不安や疑問にきちんと答えてくれ、ボトックス注射の経験が豊富な医師を選ぶことで失敗のリスクが減ります。メリットに加え、デメリットも説明してくれるクリニック・医師を選ぶことが大切です。


・施術の前に医師に相談、自分の希望を伝える

診察時に、医師に悩みや希望を伝えましょう。
シワの悩みや症状に対してボトックス注射のデザインを丁寧に行うためには医師とのコミュニケーションがとても大切です。


・術後の注意点を守る

ボトックスの注射後はクリニックの注意点を守ることが重要です。
注射後数日は薬剤がまだ定着していません。マッサージなど注射の部位を過剰に触ることで十分に効果が得られなかったり、薬剤が分散し表情が不自然になる可能性があるので注意が必要です。
また、ボトックスは熱に弱い薬剤のため施術後１週間は施術部位が温まるようなことも避けてください。
長湯、サウナなどもそうですが、体内から温まるような飲酒、運動、マッサージも避けるようにお願いします。


・適切なタイミングでボトックスを受ける

リピーターの方も多い人気のあるボトックス注射ですが、頻繁に打ちすぎるとボツリヌストキシンの抗体が出来てしまい、効果が現れにくくなります。
ボトックスの推奨期間は半年前後としています。最短でも３か月は間隔を開けて施術していただくようにご案内しております。
もちろん、患者様の生活習慣や症状の強さにもよるため一概には言えませんが、抗体ができるのを阻止するためにも頻繁に繰り返し打つことは控えたほうが良いと言えます。

静岡でボトックス注射はパルム美容クリニックへ

パルム美容クリニックでは厚生労働省の認可があるアラガン社のボトックスを使用しています。
技術力の高い医師が注射部位や量の微調節をし、患者様に必要な量を注射していきます。目元の表情シワや口元のかたちを整え、未来のシワを予防にもとてもおすすめです。

美容クリニックが初めての患者様も安心して施術を受けていただけます。はじめての美容施術でボトックス注射からはじめられる方もとても多いです。

カウンセリングは無料ですのでぜひご相談ください。