CLINIC COLUMN コラム

コラーゲンピール(マッサージピール)で美肌へ

2024.10.11

コラーゲンピール(マッサージピール)とは

一般的なピーリングとは違い、「PRX-T33」という薬剤を使用して表皮を剥離せずに真皮深層に働きかけ、コラーゲン生成を促進します。
「PRX-T33」はイタリアで10年以上の臨床研究を経て開発されました。
高濃度トリクロロ酢酸(高濃度TCA)と低濃度過酸化水素(H2O2)、コウジ酸が主成分となっています。
高濃度トリクロロ酢酸(高濃度TCA)が真皮深層までアプローチするものでありながら、過酸化水素(H2O2)が真皮まで保護することで、フロスティング(皮膚の剥離)を起こさないという特徴を併せ持っています。

薬剤をマッサージしながら肌になじませ浸透させます。そのためマッサージピールと呼ばれています。痛みやダウンタイムもなく、施術直後からメイクも可能です。肌への刺激が最小限にもかかわらず、肌の真皮層にアプローチでき、直後から効果を実感できます。

専用のピーリング剤「PRX-T33」をマッサージで浸透させ、線維芽細胞を活性化させることでコラーゲン産生を図り、肌にハリ、弾力をもたらします。
また、コウジ酸のメラニン生成抑制作用により、くすみやシミも改善します。キメを整え、肌のざらつきを改善し、毛穴が目立ちにくい肌質へ改善していきます。

コラーゲンピール(マッサージピール)に含まれる3つの成分

①トリクロロ酢酸(TCA) 33%
トリクロロ酢酸(TCA)は皮膚科でイボ治療にも用いられる薬品です。(その場合は濃度が異なります)人為的に酸で皮膚組織を破壊することでコラーゲン生成を活性化させます。
ケミカルピーリングの中でも、より肌の深部に作用することから高い美肌効果がある反面、強い剥離作用と炎症作用があるため、一般的な美肌治療への使用は難しいとされているピーリング成分。低濃度の過酸化水素と併用することで、高い美肌効果がそのままに、デメリットである肌の剥離、炎症を抑えることが可能です。

②過酸化水素
低濃度の過酸化水素は、トリクロロ酢酸(TCA)の持つ強力な剥離作用、炎症作用を抑制します。また、真皮細胞に働きかけ細胞の再生及び、新たなコラーゲン繊維の形成を促進します。

③コウジ酸 5%
日本酒や醤油の製造で麹を扱う職人の手が白くなめらかであることから発見された化合物であり、1988年から厚生労働省により美白有効成分と承認されています。
シミやそばかすの原因となるメラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)を抑える働きがあります。そのため、メラニン生成抑制、抗酸化作用により、シミやくすみの予防と改善をします。

こんな方にコラーゲンピール(マッサージピール)がおすすめ!

◆コラーゲンピール(マッサージピール)がおすすめの方

・肌治療がしたいがダウンタイムが気になる
・痛い治療はしたくない
・肌のハリ、ツヤが失われた気がする
・くすみが気になる
・肌のごわつきや乾燥が気になる


◆コラーゲンピール(マッサージピール)で得られる効果

・コラーゲン生成促進
・肌のハリ、ツヤ増進
・美肌効果、肌のつるっと感
・毛穴の開きやたるみ予防
・くすみの改善、美白効果

コラーゲンピール(マッサージピール)の特徴

◆効果の感じられる医療ピーリング

真皮にまで作用する種類、濃度のピーリング剤はエステサロンやホームケアでの取り扱いが禁止されています。また、低濃度のため効果も限定的(角質の表面を洗浄する程度)です。
即効性が期待できるトリクロロ酢酸(TCA)や高濃度グリコール酸などの製剤は法令により医療機関の有資格者のもと厳重に管理されており、医療機関でのみ使用が可能です。
ケミカルピーリングで即効性を期待する際は皮膚科、美容皮膚科で施術を受けていただくことをおすすめしています。


◆コラーゲンピール(マッサージピール)は部位ごとに調整が必要

ピーリング剤をただ塗るだけでなく、皮膚の強い部分から弱い部分に肌の状態を見ながら、丁寧にすりこんでいきます。部位によって浸透させる回数や方向を調整します。施術中に灼熱感が出た場合、部位によっては無理せず終了する、もしくは一度拭き取ってから再度重ねていく判断・調整を行います。赤みや痛みなどの異変が起こっていないか常に観察しながら施術できるのもメリットの一つです。


◆ダウンタイムがほとんどない

従来のピーリングと異なりフロスティング(皮膚の剥離)を起こさない特徴があります。ただし個人差はあり、人によっては施術時に若干のほてりやピリピリした刺激、施術後の皮むけが起こる場合があります。その場合も数日で症状は落ち着くため、ひっかいたり、こすったりせずにお過ごしください。
針やレーザーを使用する施術などと異なり、肌への負担も少ない施術となるため毎月の肌のお手入れにもおすすめです。

◆施術内容・術後注意点

施術時間:10分~30分
施術の間隔:1~2週間に1回(1回で完了するものではなく5回が平均的)
麻酔:なし
痛み:ヒリヒリ感やむずむずする痒さを感じる場合があります
腫れ:なし
洗顔:直後から可能
メイク:直後から可能(皮膚表面の角質を傷つけないため皮膚のバリア機能は保たれています)
シャワー:当日から可能
日焼け:施術前後に強い日焼けは注意してください
その他:施術後は特に乾燥し、日焼けしやすくなるため保湿と日焼け対策を行ってください

コラーゲンピール(マッサージピール)を受けられない方

〈以下の項目に当てはまる方は施術を受けられません〉

●他の医療機関でレーザー治療、医療脱毛、ピーリングを受けたばかりの方
●使用する薬剤(PRXーT33)の配合成分にアレルギーのある方
●ラテックスアレルギーのある方
●アルコール過敏症の方
●重度の敏感肌の方
●強い炎症(アトピーやかぶれなど)、脂漏性皮膚炎がある部位
●ヘルペス治療中の方
●妊娠、授乳中の方



Q.普段家でピーリングをしているが、どのくらい間隔を空ければ施術可能か?
A.ピーリング剤の種類や強さにもよるため直接ご相談ください。2週間の間隔を空ければほとんどの場合で問題はありません。

Q.コラーゲンピール(マッサージピール)はシミやくすみに効果があるか?
A.美白であるコウジ酸が配合されているため全体的なくすみや肝斑には効果があると考えられます。治療後に、肌が白くなり透明感が増したり、肝斑の改善を実感される方も多いです。しかしそばかすや老人性のシミ(形のある普通のシミ)が取れるほどの効果は期待できません。

Q.コラーゲンピール(マッサージピール)を受けるに日焼け対策はどの程度行えばいいか?
A。日常生活を送るうえでの日焼け対策は必要ですが、コラーゲンピール(マッサージピール)は真皮層にアプローチし、皮膚表面を傷つける施術ではありません。光感作がないため日焼けしがちな真夏でも施術可能です。

静岡でコラーゲンピール(マッサージピール)ならパルム美容クリニックへ

コラーゲンピール(マッサージピール)はコラーゲン生成を促進し、肌のハリ・ツヤをアップさせる治療です。顔に薬剤を塗布し、真皮層にアプローチし美肌に導きます。一時的にピリピリとする感覚はありますが痛みもほぼなく、ダウンタイムもないため肌治療が初心者の方も受けていただきやすい治療といえます。

パルムクリニックでは、リーズナブルな価格でマッサージピールを受けていただくことができます。その他の肌のお悩みのご相談も受け付けております。

パルム美容外科院長 吉井 涼太

この記事の監修医師

パルム美容クリニック 院長 吉井 涼太

元大手美容クリニックの指導医として数多くの施術を担当。質の高い美容医療を静岡の患者様に提供するため、「パルム美容クリニック」を2024年に開院

経歴

  • 藤田医科大学 医学部 卒業
  • 近畿中央病院
  • 大手美容外科 中野院院長
  • 大手美容外科 静岡院院長
  • 藤ナチュレ美容クリニック 銀座院
  • パルム美容クリニック 院長

資格

  • 美容外科学会(JSAS)会員
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医