CLINIC COLUMN コラム

HIFU(ハイフ)を受ける適切なタイミング

2024.11.09

HIFU(ハイフ)は、たるみやリフトアップに効果的な治療です。
HIFU(ハイフ)に期待できる効果やダウンタイムの有無、持続期間、施術頻度について説明します。

HIFU(ハイフ)とは?

HIFU(ハイフ)は顔のたるみの改善や気になる部分のリフトアップ、脂肪燃焼(リニアハイフの場合に限る)が期待できる治療です。
肌は外側から表皮など何層にも分かれていますが、皮膚を支える土台となる皮膚の深いところにある筋膜のSMAS筋膜がゆるむことでたるみの原因を引き起こします。

SMAS筋層は皮膚の深いところにあるため、日常のケアだけでは改善が難しく、フェイスリフトなどの外科手術を行わないと難しいと言われていました。
しかし、HIFU(ハイフ)は従来のレーザーや高周波では届かなかった皮膚の深層にあるSMAS筋層にピンポイントで直接アプローチすることができ、皮膚を支える土台になる深層をしっかりと引き締め、リフトアップ効果が期待できます。

・肌のリフトアップ
HIFU(ハイフ)は顔のたるみ全般に対し改善効果が期待できます。
人間の顔は、外側から表皮、真皮、皮下組織、SMAS筋膜、表情筋と皮膚の層と筋肉から成り立っていますが、人間の表情筋は年齢を重ねるにつれ、それに応じて肌を支えるSMAS筋膜も緩みます。緩んだSMAS筋膜をまわりの皮膚を支えることができなくなりたるみが生じます。このSMAS筋膜を改善するための施術は外科手術という手段しかありませんでしたが、HIFU(ハイフ)ならメスで肌を傷つけることなく、直接SMAS筋へアプローチし引き締めることが可能です。

・シワの改善
コラーゲンやエラスチンなどの美肌成分が増えることは、シワの改善にもつながります。目尻などの比較的皮膚が薄い部分のシワも改善できます(目回りHIFUを選択した場合)また、特定のパーツのたるみが改善することでシワが解消するケースもあります。

・ダイエット効果
HIFU(ハイフ)で部分痩せを実現することも可能です。脂肪細胞を熱エネルギーで破壊し、老廃物として体外へ排出することで、施術部位を引き締めます。一度破壊された脂肪細胞は元へ戻りにくく、リバウンドしにくいです。
なお、部分痩せ目的の場合は、期待する効果が得られるまで複数回の施術が必要です。施術部位の脂肪の量や付き方によってもことなりますが、最低3回は施術が必要と考えられるでしょう。


HIFU(ハイフ)のしくみ


◆HIFU(ハイフ)のしくみ
イメージとしては、虫眼鏡で太陽の光を集め、ピンポイントで一部分のみを高温にする原理が想像しやすいかもしれません。
従来のレーザー治療では届かなかった肌の深い部分に照射できることが特徴で、皮下組織とその下層の表情筋の間にあり肌の土台となるSMAS筋層に直接はたらきかけ、高密度の超音波を一点に集中させて照射します。
皮膚の表面には熱エネルギーがあたらないため、火傷やダウンタイムの心配はほとんどありません。高密度の超音波を照射することで、お肉を焼くと縮むように熱エネルギーによってSMAS筋膜が縮まり、リフトアップ効果が期待できます。

◆HIFU(ハイフ)の持続期間は?
直後から肌のハリや引き上がりを実感される方もいらっしゃいますが、多くの方が施術後1か月後に効果のピークを感じられることが多いです。一般的には半年から1年間効果が持続すると言われています。
また、HIFU(ハイフ)後はコラーゲンの生成が活発になるため、施術の効果を実感しやすいと考えられます。施術を受けるタイミングとしては、大切な予定がある1か月前がおすすめです。
HIFU(ハイフ)の効果を持続的に実感したい場合は3か月から半年に1回ペースでの施術をおすすめしています。

◆HIFU(ハイフ)は2種類のカートリッジを使用
当院では、ドット式とライナー式の2つのカートリッジを使用しています。
ドット式はリフトアップの効果、ライナー(リニア)式カートリッジは脂肪を減少し引き締める効果があります。
ドット式は点で焦点を合わせてエネルギーを照射するため、一か所に対し強い効果を発揮できます。一方でライナー(リニア)式は線状に焦点を合わせるため、ドットと比較すると広範囲に照射することが可能になっています。
得られる効果に違いがあるため、どちらの効果を必要としているのか相談していきましょう。

HIFU(ハイフ)について


◆HIFU(ハイフ)がおすすめな人
・フェイスラインのもたつきが気になる
・頬のたるみが気になる
・ほうれい線、マリオネットラインが気になる
・リフトアップして小顔になりたい
・二重あごが気になる
・小じわが気になる
・肌のハリがなくなってきた
・ダウンタイムのある手術はしたくない

◆HIFU(ハイフ)の痛みはある?
痛みの感じ方には個人差がありますが、HIFU(ハイフ)は照射部位によってチクチクしたり、骨に響く感じが生じることがあります。
施術後は筋肉痛のような重い感じを受けることもHIFU(ハイフ)の特徴といえます。
痛みが不安な方は、出力を調整し施術を受けることが可能です。

◆ダウンタイムはある?
HIFU(ハイフ)はメスや針を使用していないため施術部位に傷あとが残ることはありません。ダウンタイムもほとんどありませんので、施術直後からメイクしてお帰りいただけます。

◆副作用、リスクはある?
・施術後に赤みや腫れ、ほてりなどが生じることがあります。
・施術直後は肌のヒリヒリ感や赤みがありますが、数時間で治まります。
・まれに神経損傷を生じることがあります。

HIFU(ハイフ)の注意点

当日の長時間の入浴やサウナ、激しい運動はお控えください。
施術後は熱によって肌の水分量が一時的に減少します。水分を失った肌は乾燥し敏感になっているため、1週間程度は十分な保湿と紫外線対策をしてください。刺激の強い化粧品やケア用品の使用は控えてください。また、外出の際は日傘や帽子をかぶるようにお願いいたします。

以下に該当する方は施術をお控えいただく場合があります。
・妊娠中、授乳中の方
・過度な日焼けをしている方
・重度の心臓疾患がある方
・治療部位に金属の入っている方
・膠原病などの自己免疫疾患がある方
・糖尿病、または糖尿病による合併症がある方
・ケロイド体質の方
・脂肪注入やヒアルロン注射をした方

診察の際に医師にご相談ください。

静岡でHIFU(ハイフ)ならパルム美容クリニック

患者様に適切な治療を診断
当院では経験豊富な医師、スタッフが患者様の状態を確認したうえで、患者様と相談した上で治療方法を選択します。治療の中で不安なことがあれば、いつでもご相談いただけます。

施術者の技術と専門知識
当院で採用しているHIFU(ハイフ)はエステサロンや整骨院などで使用している機器と異なります。HIFU(ハイフ)は超音波を皮下組織やSMAS筋膜に照射して熱変性を生じさせるため、施術者の技術や専門知識が必要です。

2種類のカートリッジが選べるため必要な効果が得られる
当院では、ドット式とライナー(リニア)式の2つのカートリッジを使用しています。ドット式は点で焦点を合わせてエネルギーを照射するため一か所で対しより強い効果が期待できます。一方で、ライナー(リニア)式は線状に焦点を合わせるため、ドット式と比較し広範囲に照射することが可能です。ライナー(リニア)式カートリッジは脂肪減少目的で気になる部位に照射します。


HIFU(ハイフ)の効果を持続的に実感したい場合は3か月~半年に1回ペースでの施術をおすすめしています。治療の持続性には個人差があるため、医師と肌の状態を確認しながら、施術のスケジュールを決めましょう。

パルムクリニックではカウンセリングは無料でございます。お気軽にご相談、お問合せください。

https://palm-clinic.com/contact/

パルム美容外科院長 山田 太郎

この記事の監修医師

パルム美容クリニック 院長 吉井 涼太

元大手美容クリニックの指導医として数多くの施術を担当。質の高い美容医療を静岡の患者様に提供するため、「パルム美容クリニック」を2024年に開院

経歴

  • 藤田医科大学 医学部 卒業
  • 近畿中央病院
  • 大手美容外科 中野院院長
  • 大手美容外科 静岡院院長
  • 藤ナチュレ美容クリニック 銀座院
  • パルム美容クリニック 院長

資格

  • 美容外科学会(JSAS)会員
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医