CLINIC COLUMN コラム

ヒアルロン酸の安全性と注意点

2024.11.26


ヒアルロン酸注入とは、手術とは異なりメスを入れないため傷跡もなく10分程度の短い時間でダイレクトにできる処置です。

注入したヒアルロン酸が真皮の内側から肌を持ち上げるため、形を形成することが可能です。(涙袋、鼻、顎)また、シワの部分に注入すると、シワの溝がなめらかになります。自然にボリュームを与え、お肌にふっくらとした感触を取り戻します。(ほうれい線のシワや目の下のシワ)

ヒアルロン酸は、人間の皮膚、眼球、関節に存在している保湿成分であり、皮膚においては肌のハリやうるおいを保つ役目を持っています。
安全でかつ、手軽に施術を受けることができるヒアルロン酸注入はその場で効果が実感できるのも人気の理由です。

当院は、厚生労働省の承認を受けたアラガン社のジュビダームビスタ VYCROSSR(バイクロス)シリーズを使用しています。
独自のVYCROSSR(バイクロス)という先進技術で製造されたもので、従来のヒアルロン酸よりも1年以上効果が持続します。
その秘密は、高分子と低分子のヒアルロン酸を配合しているためです。分子の大きさが違うヒアルロン酸が効率的に隙間なく密接に結びついています。
分子の違うヒアルロン酸をかけ合わせることで、適度な弾性と凝集性があるので、型崩れしにくく、より自然な仕上がりになります。
さらには、水分を吸収しにくい「低吸水性」も実現し高い持続力につながっています。
また、特許技術により、ジュビダームビスタ VYCROSSR(バイクロス)シリーズは従来のヒアルロン酸よりも柔らかくなめらかになりました。そのため、注入と形成がしやすくなり、今まで難しかった細かいシワにも対応できるようになりました。
ヒアルロン酸で唯一の厚生労働省(FDA)の認可がおりた米国アラガン社の安全性の高いヒアルロン酸です。
大人気のジュビダームビスタ VYCROSSR(バイクロス)シリーズで自然な仕上がりが期待できます。

ヒアルロン酸注入後の注意点

ヒアルロン酸注入後は、術後の注意点が多くないのも魅力の1つです。
しかし、ヒアルロン酸が安定するまでは少し注意が必要です。

①注入後のマッサージ、圧迫、刺激
②激しい運動、入浴、サウナ
③飲酒
④日焼け
⑤施術直後に大切な予定を入れる


①注入後のマッサージ、圧迫、刺激
ヒアルロン酸の注入後しばらくは施術箇所へのマッサージや圧迫は控えるようにしてください。ヒアルロン酸は注入しても定着するまでは時間がかかります。
その間に、マッサージをするとヒアルロン酸が移動し不自然になる可能性があります。また、マッサージによってヒアルロン酸の吸収が早まり、効果の持続時間が短くなる可能性もあります。
施術後、1~2週間程度はマッサージやエステなどの注入部位を圧迫したり刺激する行為は控えるようにしましょう。


②激しい運動、入浴、サウナ
大量に汗をかくような激しい運動や入浴、サウナなどは控えましょう。
汗をかいて血行が良くなると、腫れやむくみといった副作用が起こりやすくなります。ヒアルロン酸を注入して数日は、激しい運動やサウナを控えるのがおすすめです。
また、当日は長湯は避け、シャワーで軽く済ませましょう。


③飲酒
飲酒もヒアルロン酸の注入後に避けたい行為です。
激しい運動やサウナと同様に血行が良くなる行為のため、当日はアルコールの摂取を控えてください。飲酒可能の目安は術後2~3日と言われていますが、むくみやすい体質の方はアルコールの摂取を控えていただくと安心です。


④日焼け
ヒアルロン酸注入後の肌は、過度に日焼けをすると腫れや赤みといった副作用が起こりやすくなります。そのため、施術後数日は、日焼け止めクリームや日傘で日焼け対策を行いましょう。


⑤施術直後に大切な予定を入れる
ヒアルロン酸注入直後は結婚式や旅行、デートなどの特別大切な予定は入れない方が安心といえます。ヒアルロン酸の注入は、比較的ダウンタイムが少ない施術とされていますが、人によっては症状が長引く可能性があります。
そのため、ダウンタイムは数日間確保しておくと安心です。

ヒアルロン酸注入後に起こりやすい副作用、ダウンタイム

ヒアルロン酸は比較的ダウンタイムが軽いとされています。しかし、人によっては症状が強く現れる可能性もあるため、あらかじめどのような副作用やダウンタイムが起こりうるかを理解しておくと過ごしやすくなります。

①しびれ感
②筋肉痛のような痛み
③むくみ、腫れ
④内出血
⑤しこり


①しびれ感
ヒアルロン酸の中に麻酔が入っている影響で注射後もしびれ感が残ります。注射の際に、痛みを和らげる効果も得られますが、数時間はしびれ感が残るため、顔を動かしにくかったり、違和感を覚えることがあります。


②筋肉痛のような痛み
ヒアルロン酸の注入後は、予防接種後のような筋肉痛に似た痛みを感じる場合があります。痛みは、数時間~数日で治まるケースがほとんどです。
それと同時に、人によっては注入部分がつっぱるような違和感を覚えることもあります。違和感は1週間程度で徐々に慣れていきますが、その間はなるべく患部を触らないように心がけましょう。


③むくみ、腫れ
ヒアルロン酸を注入する際の刺激によって、一時的にむくみや腫れといった症状が出る可能性があります。症状は数日~1週間程度で治まる場合が多いですが、気になるからといって患部をむやみにマッサージするのはやめましょう。症状が長引いたり、ヒアルロン酸が他の部位に移動したりする可能性があります。


④内出血
ヒアルロン酸の注入時に注射針が細い血管に当たることで内出血が生じる可能性があります。内出血は施術直後よりも翌日に起こりやすく、数日~数週間程度で薄くなっていきます。特に、目の周りなどの皮膚の薄い部位にヒアルロン酸を注入する際は、内出血が起きやすいため注意してください。


⑤しこり
注入したヒアルロン酸が一か所で固まり、しこりができる場合があります。
しこりは時間が経つと体内に吸収されるため、基本的にはそこまで問題はありません。しかし、痛みを伴ったり、見た目が気になる場合は溶解剤を使用しヒアルロン酸を分解する(溶かす)必要があります。
施術後に違和感がある場合は医師に相談することをおすすめします。


ヒアルロン酸はどのくらいで肌になじむ?
ヒアルロン酸がなじむまでの期間は個人差はありますが、基本的には2週間~1か月程度といわれています。その間はヒアルロン酸が定着せず移動する可能性があるため、患部を強くこすったり、マッサージしたりすることなどは控えましょう。


ヒアルロン酸注入後に食事制限はある?
ヒアルロン酸注入した後の食事制限は特にありません。顔にヒアルロン酸を注入した後、飲水や食事をする際につっぱるような感覚がある方もいます。これはヒアルロン酸の中に麻酔が入っている影響です。基本的には数時間で気にならなくなります。

ヒアルロン酸の効果を長持ちさせる

♦品質の高いヒアルロン酸を選択する
できるだけ効果を持続させたいなら、品質の高いヒアルロン酸を注入すことがとても大切になります。
使用されるヒアルロン酸はクリニックによりさまざまです。そのため、クリニックによってヒアルロン酸の費用に違いがあります。
費用が極端に安い場合、ヒアルロン酸の質が悪い可能性があるため、料金だけでなく使用している薬剤についても事前に確認しましょう。


♦繰り返し施術を受ける
ヒアルロン酸を長持ちさせるには繰り返し施術を受けることも重要なポイントです。繰り返し施術を受けるごとにヒアルロン酸の吸収スピードがゆっくりになるため、ヒアルロン酸が定着し、効果が長続きしやすくなります。そのため、効果が弱まってきたタイミングで再度施術を受け、継続的にヒアルロン酸を注入するようにしましょう。


♦技術力を持った医師の施術を受ける
ヒアルロン酸の技術力は、施術を行う医師の技術によっても変わります。
適切な量と場所にヒアルロン酸を注入すれば効果を長持ちさせることにつながります。実績のある医師に施術を依頼しましょう。

静岡でヒアルロン酸ならパルム美容クリニック

静岡駅・新静岡駅のほぼ中間に位置し、どちらからも徒歩5分とアクセスしやすいパルム美容クリニックでは、ヒアルロン酸注入のご案内が可能です。

高品質のヒアルロン酸をお悩みや希望に沿ってご提案させていただきます。
ご希望のお顔に近づけるようお手伝いさせてください。

ヒアルロン酸注入以外の施術もございますので、気になる施術があればいくつでもご相談ください。カウンセリングは無料です。ご予約お待ちしております。

https://palm-clinic.com/contact/


パルム美容外科院長 吉井 涼太

この記事の監修医師

パルム美容クリニック 院長 吉井 涼太

元大手美容クリニックの指導医として数多くの施術を担当。質の高い美容医療を静岡の患者様に提供するため、「パルム美容クリニック」を2024年に開院

経歴

  • 藤田医科大学 医学部 卒業
  • 近畿中央病院
  • 大手美容外科 中野院院長
  • 大手美容外科 静岡院院長
  • 藤ナチュレ美容クリニック 銀座院
  • パルム美容クリニック 院長

資格

  • 美容外科学会(JSAS)会員
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医